【本日放送】「世にも奇妙な物語'23 秋の特別編」草なぎ剛は11年ぶりに主演 “奇妙なドラマ”のあらすじ・キャストまとめ
2023年11月11日 08:00
「世にも奇妙な物語'23 秋の特別編」が、本日11月11日の21時~23時10分に、フジテレビの土曜プレミアムで放送される。今年も、旬のキャストによる4つの“奇妙な”短編ドラマが披露されることに。本記事では、各エピソードの詳細を紹介する。
ストーリーテラー・タモリと豪華キャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズ。1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始し、その後は特別編という形で年に2度放送を続けてきた。これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることによって、その名の通り“奇妙な”物語の世界観を作り出してきている。
主演は、草なぎ剛。「世にも奇妙な物語」に出演するのは、2012年秋の「ヘイトウイルス」以来、約11年ぶり3回目となる。今回演じるのは、研究所の助手・坂本一。共演は、江口洋介、大西礼芳、姜暢雄、モロ師岡。脚本・演出は、草なぎが主演を務めたドラマ「僕の生きる道」「僕の歩く道」、映画「僕と妻の1778の物語」の通称“僕シリーズ”の3作品を手掛けた星護。草なぎとは「僕と妻の1778の物語」以来、約12年ぶりにタッグを組んでいる。
古い研究室を警察特殊部隊が包囲し、突入の指示を今か今かと待ち受けている。その特殊部隊の視線の先には、教授を殺害した犯人として疑いをかけられている助教授の坂本一(草なぎ剛)と教授の秘書の安藤リカ(大西礼芳)がいる。坂本は立てこもりながら、必死に自分の無実を訴えるが誰も聞かない。二宮警部(江口洋介)が事件現場に到着し、さらなる説得を始めるが坂本は応じない。二宮警部はタイミングを見計らい特殊部隊に突入の指示を出す。それに気づいた坂本は、とあるボタンの前に立つ。意を決してボタンを押す坂本。すると、世界は一変し……。
主演は、北村一輝。「世にも奇妙な物語」に出演するのは、2016年の「車中の出来事」以来、約7年ぶりとなる。今回演じるのは、弁護士の山根航平。花江夏樹が“声”で出演し、鈴之助らが参加。脚本は辻野正樹、演出は松木創が担当している。
弁護士の山根航平(北村一輝)が夜遅く誰もいない事務所で仕事をしていると、部屋の向こう側から「僕は、無実なんです!冤罪なんです!」と狂気を帯びた声が聞こえてくる。突然の事に恐怖を感じる山根。その声の主は、殺人の罪で先日死刑が執行されたはずの三雲一郎(声:花江夏樹)だった。三雲が言うには、自分は冤罪で死刑になり地獄に落ちた。そしてさらに地獄でも裁判を受けているという。ここでも無実を証明できなければ、地獄で永遠に苦しむことになってしまうと山根に必死に訴える。山根は不信感を持ちつつも、三雲の無実を証明するため地獄の裁判の弁護を引き受けることに。山根が事件を調べていくうち驚愕の事実が明らかとなっていく。
主演は、溝端淳平。「世にも奇妙な物語」には、初出演にして初主演となる。演じるのは“我が国でもっとも多くの人々に読まれているエレクトロニクス技術の専門月刊誌”「トランジスタ技術」を圧縮することに人生をかける青年・梶原倫夫。共演は阿部亮平、実況は福澤朗。原作は、宮内悠介氏の「トランジスタ技術の圧縮」(創元SF文庫「超動く家にて」より)。脚本は相馬光、演出は岩田和行が担当している。
この物語では、実在するエレクトロニクス専門誌「トランジスタ技術」の圧縮に命を賭けた男たちの戦いを描く。「トランジスタ技術」は本としてはかなり分厚い部類に入る。まるで辞書だ。毎月発刊される「トランジスタ技術」。分厚いが故に保存するには日本の家屋は手狭だった。そこで人々は考えた。「トランジスタ技術」を圧縮しようではないかと。それはいつの日か、生活の知恵を越え、世界的な競技となった。“圧縮の神”と呼ばれた男を師匠にアイロンを用いた圧縮技術を受け継いだ男・梶原倫夫(溝端淳平)。そこに立ちはだかるのは脅威の握力でページをむしり取り圧縮する男・坂田成美(阿部亮平)。勝利を手にするのはアイロンか握力か。熱き男たちの奇妙な戦いが今幕を開ける!!
主演は、西野七瀬。「世にも奇妙な物語」には、初出演にして初主演となる。演じるのは、ライフキャスターという職業に就く小清水イノリ。共演は、利重剛、朝加真由美、七海うらら。原作は、柴田勝家氏の「走馬灯のセトリは考えておいて」(ハヤカワ文庫)。脚本は嶋田うれ葉、演出は岩田和行が担当。
近未来の日本ではライフログを活用し、ライフキャストを生み出す技術が発展していた。ライフログとは、ある人の生前の生活、趣味趣向、口調などのデータであり、それを上手くロボットに注入できると、その人そっくりのまるでクローン(ライフキャスト)を生み出すことができる。小清水イノリ(西野七瀬)は質の良いライフキャストを造るライフキャスターと評判になっていた。しかし、イノリは「あんなのは魂のない人形」と言い、良く思っておらず、仕事を辞めようと考えていた。そんなある日、イノリのもとに、かつて一世を風靡したバーチャルアイドル・黄昏キエラのライフキャストの制作依頼が届く。50年以上前に人気を博したバーチャルアイドルのライフログを集めるのに苦戦するイノリだが、次第にキエラの過去の隠された秘密にふれていき……。
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