故プリンスさんの伝記映画が製作へ 原作は元妻の自伝
2023年11月9日 08:30

故プリンスさんの最初の妻で、ダンサー、女優のマイテ・ガルシアの著書「ザ・モスト・ビューティフル プリンスと過ごした日々」の映画化権を、米クレイジー・レッグス・フィーチャーズが獲得した。米Deadlineが第一報を報じた。
同著は、ガルシアとプリンスさんの出会いから、結婚に至るまでの知られざるストーリー、そして出産後間もなく亡くなってしまった息子への想いがつづられた自伝。謎に包まれていたプリンスさんとの結婚生活や、別離の真相まで、全てが包み隠すことなく語られ、2017年に出版されるとベストセラーに。今年1月に邦訳も出版された。
プリンスさんは、40枚近いスタジオアルバムや、数々のライブアルバムやコンピレーションを発表し、全世界で1億枚以上のレコードを売り上げた、史上最も売れた音楽アーティストの一人。1984年に主演映画「プリンス パープル・レイン」(アルバート・マグノーリ監督)でアカデミー賞主題歌賞を受賞した。プライベートでは、公私にわたるミューズだったガルシアと2000年に結婚生活に終止符を打った後、01~06年までマニュエラ・テストリーニと結婚。2004年にロックの殿堂入りを果たしたが、16年4月21日、麻酔用鎮痛剤の過剰摂取により57歳でその人生に幕を下ろした。
映画のプロデュースを手掛ける、クレイジー・レッグス・フィーチャーズの共同設立者でCEOのトム・カッペッロは、「プリンスは、私たちの世代で最も衝撃的で、カリスマ的で、謎めいた個性の持ち主です。彼女の感動的で率直な回顧録に命を吹き込み、私の人生と世界中の何千万人ものファンの人生を変えたアーティストへの貴重な窓をスクリーンに映し出すために、メイテが私たちを選んでくれたことを光栄に思います」と、Deadlineの取材に対して回答した。
対する原作者のガルシアも「クレイジー・レッグスは、プリンスとの人生を深く個人的に映し出したこの作品をスクリーンに映し出す完璧なパートナー」と信頼を寄せ、「この映画は、私が愛した男、私たちの生活、そして彼の永続的な影響について、親密な表現で描き出すでしょう」と語った。
Deadlineによれば、現在、脚本家を探している段階だという。製作は、カッペッロのほか、スコット・ティッペン、マリー・ハリデイが担当。プリンスさんの友人でセキュリティ・ディレクターから、後に彼の個人マネージャーと資産およびレコーディング施設ペイズリー・パークの社長となったギルバート・デイビソンがアソシエイト・プロデューサーを務める。
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