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【明日、劇場公開!】レオナルド・ディカプリオ、実在の“ダメ男”演じる 複雑な演技に迫る特別映像が披露

2023年10月19日 14:00

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マーティン・スコセッシ監督と、レオナルド・ディカプリオ
マーティン・スコセッシ監督と、レオナルド・ディカプリオ
画像提供 Apple / 映像提供 Apple

主演レオナルド・ディカプリオ、監督マーティン・スコセッシ、共演ロバート・デ・ニーロの注目作「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(10月20日から劇場公開)の新たな特別映像が、このほど披露された。

特別映像では、ディカプリオ扮する主人公アーネストが「金が好きなのさ、女房も金も大好きだ」とニヤける様子や、一方で妻に「迷惑をかけてすまない」と後悔を口にするシーンなど、“ディカプリオの千変万化っぷり”が収められている。

なおディカプリオは当初、FBI捜査官を演じる予定だったが、自身の希望により一転して実在の“ダメ男”アーネスト役に。その複雑に練り上げられた熱演は高く評価されており、多くの海外メディアから二度目のアカデミー賞受賞が有力視されている。


【作品概要】
画像2画像提供 Apple / 映像提供 Apple

実際の事件をもとにしたデビッド・グランによる同名小説を原作に、真実の愛と残酷な裏切りが交錯するサスペンス。舞台は1920年代のオクラホマ州。アメリカ先住民族・オセージ族は、石油の発掘によって一夜にして世界でも有数の富を手にした。

白人たちはすぐにその財産に目をつける。すでに町に入り込んでいた彼らは、オセージ族を巧みに操り、脅し、財産を強奪し、やがて殺人に手を染めていく……。事件の過程と結末を、主人公アーネスト・バークハート(レオナルド・ディカプリオ)と、オセージ族のモリー・カイル(リリー・グラッドストーン)の夫婦の愛を通して描いていく。

スコセッシ監督とともに脚本を手掛けたのは、「フォレスト・ガンプ 一期一会」や「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」で知られるエリック・ロス


【特別映像の内容】
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特別映像では、スコセッシ監督や主演ディカプリオが、主人公アーネスト・バークハートについて語っている。ディカプリオはアーネストの野心家ぶりを「当時の貪欲さをリアルに表している」「ヘイルはそれを利用して彼女の富を狙う」と話し、スコセッシ監督は「アーネストはヘイルに操られ、非道な道へとはまり込んでいく」と述べるなど、アーネストが思いがけず手を汚していく過程を説明する。

またプロダクションノートによると、ディカプリオは役作りにおいて「アーネストはとても複雑で、とても暗く、人物の観点からもとても魅力的」と感じていたようだ。アーネストは必要に応じてオセージ族の文化に溶け込んでいくわけだが、ディカプリオ自身もオセージ・コミュニティの人々と何度も話し合い、人物像を深く掘り下げていった。そしてディカプリオは、“自身のキャリアにおいて最も複雑で葛藤の多い演技の仕事”に取り組んでいることに気がついたという。

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なお本作の原作では、主人公はアーネストではなく、事件捜査にやってくるFBIのトム・ホワイトだった。しかし、スコセッシ監督とディカプリオ、そして脚本のエリック・ロスは、「なぜ我々は、オセージについての話なのに、トム・ホワイトの映画を作ろうとしているのか?」という疑問に立ち止まったそうだ。

そのままトム・ホワイトを主人公に据えた場合、「FBI捜査官が窮地を救うという、またいつものような白人救世者の物語に、簡単に陥る可能性があった」(ディカプリオ)。ディカプリオは「スコセッシが得意とするのは、葛藤を抱えた、それほど好ましくはないキャラクターに人間味をもたらすこと。それこそが映画の焦点となるべきものであった。部外者による犯人の究明ではない」とも話しており、主人公をアーネストに変更した意味を示している。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」は、10月20日から劇場公開。

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