マイケル・マン監督、次作は「ヒート」続編と明言
2023年10月15日 11:00
先ごろ、米Deadlineのイベントに登壇したマン監督は、「ちょうど『フェラーリ(原題)』を撮影しているときに、メグ・ガーディナーと私で書いた続編小説が出版された。とても好評だったよ。次にこれを撮るつもりだ」とコメント。
「ヒート」続編映画で再びドライバーとタッグを組む可能性が今年4月に報じられたが、このことについては「たぶんね」と煙に巻きながら、「まだ彼と話し合っていないんだ。こう言えばいいかな。アダムと私は『フェラーリ(原題)』でとても意気投合した。私たちは仕事に関して譲れない倫理観を共有している。お互いに相性がいいし、一緒にプロとして素晴らしい時間を過ごすことができたよ」と語った。
マン監督の代表作のひとつである「ヒート」は、89年製作のテレビ映画「メイド・イン・L.A.」をセルフリメイクしたクライムアクション。犯罪のプロ、ニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)率いるグループが現金輸送車から多額の有価証券を強奪し、ロサンゼルス市警のビンセント・ハナ警部(アル・パチーノ)は、わずかな手がかりからニールたちの犯行と突き止め、執拗に追跡する。ニールの仲間クリスをバル・キルマー、闇稼業の仲介人ネイトをジョン・ボイトが演じた。
マン監督とガーディナーの共著となる続編小説「HEAT 2」は、22年8月に出版され米ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーランキングで1位になった。同作は、前作の強盗計画のあとハナ警部とLAPDから追われ東南アジアへ逃亡するクリスの物語と、88年のシカゴとメキシコ国境を舞台にマッコーリーとクリスらが西海岸で次々と犯罪を重ねる一方でシカゴ警察の若きスター刑事ハナが彼らを追うプリクエルの物語と、2つのタイムラインが進行する。続編映画では、マッコーリー役をドライバーが演じると見られている。
マン監督、ドライバー主演の「フェラーリ(原題)」はイタリアの自動車メーカー、フェラーリの創始者エンツォ・フェラーリを題材にした伝記映画で、ペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリーが共演。今年のベネチア国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映された。
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