スティーブン・ユァン&ジョン・チョウ、米俳優組合ストライキを語る
2023年10月14日 08:00

ハリウッド活躍する韓国出身の俳優スティーブン・ユァン(「ミナリ」「バーニング 劇場版」))とジョン・チョウ(「search サーチ」「スター・トレック」シリーズ)が、韓国で開催された第28回釜山国際映画祭で、現在ハリウッドで進行中の米俳優組合(SAG-AFTRA)によるストライキと、その争点の一つである人工知能(AI)の脅威について語った。
2人は、韓国国外で製作される、韓国の映画人による映画をテーマにした特別プログラムの記者会見に出席。英スクリーン・デイリーによると、集まった報道陣に対し、映画祭からは登壇者が携わった米国作品には質問しないように勧告があったという。
その中で、米俳優組合によるストライキのきっかけについて質問があると、ユァンは「ストライキは、アーティスト、そして俳優や脚本家の生活を保障し、保護するための非常に正しい行為だと思います。私たちは商業主導の世界に生きており、時として最低限の賃金が個人の生活を理解することを妨げている」と持論を展開した。
さらに、「安全装置を持たず、嵐を切り抜ける能力を持たない人々が大勢いる。私はこの場にいて、この話をすることができる。しかし、ビジネスが変化していく中で、その嵐を切り抜けるチャンスすら得られない人々がいる。だから、正しいことを求めるのはまっとうなことで、映像制作の未来を守ることにもなるのです」と述べた。
チョウも、「私にとって重要なのは人間の表現です。私が映画を見に行くのは、人間が人間ドラマを演じるのを見るためであり、人間の表現を観客と一緒に体験するためです。その裏側で、もし私たちが人を排除し始めたら、芸術の形は損なわれるでしょう」と人工知能(AI)による影響についてコメント。「私たちが賃金の改善や全体的な報酬の改善を求めて闘うことで、人々がこの仕事にとどまり、働き続け、より良くなることを保証することができます」とストライキに賛同の意を示した。
SAG-AFTRAと映画会社、テレビ局、配信プラットフォームなど、350社が所属する業界団体Alliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP)の労使交渉が決裂し、SAG-AFTRAがストライキに突入したのは今年7月。ストリーミング配信における再使用料の見直しやAIからの保護が争点になっている。10月に入り、契約更改交渉が再開し、早期解決の糸口も見えてきたところだ。
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