全仏が恋に落ちた! 新星ポール・キルシェ主演「Winter boy」12月8日公開 クリストフ・オノレ監督の半自伝的作品
2023年10月10日 18:00

「愛のあしあと」「今宵、212号室で」のクリストフ・オノレ監督が自伝的な物語を映画化し、主人公を演じたポール・キルシェが第70回サン・セバスティアン国際映画祭で主演男優賞を最年少で受賞した「Le lyceen」が、「Winter boy」の邦題で12月8日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほかで全国順次公開されることが決定した。ポスタービジュアルと場面写真が披露された。

26歳で作家デビューしたオノレ監督は、「カイエ・デュ・シネマ」に映画評を寄稿し、その後、映画監督としてデビュー。舞台などの演出も手掛けており、自身のセクシャリティやパーソナリティをオープンに表現し、観る者に勇気を与え続けている。
本作は、オノレ監督の少年時代を描いた物語。愛する者の死に直面したとき、その苦しみをどう乗り越えていけばいいのか。どんな絶望の底にも差し込む希望の陽に、優しく心身を温められる感動作となっている。


冬のある夜、17歳のリュカは寄宿舎からアルプスの麓にある家に連れ戻される。父親が事故で急死したのだ。大きな悲しみと喪失感を抱えるリュカ。葬儀の後、はじめて訪れたパリで、兄の同居人で年上のアーティスト、リリオと出会う。優しいリリオにリュカは心惹かれるが、彼にはリュカに知られたくない秘密があった。そして、パリでの刺激的な日々が、リュカの心に新たな嵐を巻き起こす。

主人公リュカ役を演じ、“新たなスター誕生”とメディアからも絶賛されたキルシェは、名匠クシシュトフ・キエシロフスキー監督の「トリコロール 赤の愛」のイレーヌ・ジャコブを母に持つ。リュカの母親役は「トリコロール 青の愛」「真実」などで知られるジュリエット・ビノシュが担い、息子を支える母親を熱演した。
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