【「ロキ」シーズン2配信直前】マーベル作品の鍵を握る“マルチバース”を総まとめ
2023年9月27日 10:00

マーベル・スタジオのオリジナルドラマシリーズ最新作「ロキ」シーズン2が、10月6日から、ディズニープラスで日米同時に独占配信。“裏切り王子”ロキの身に起こった不可解なタイムトラベル現象を描く本作について、ロキを演じるトム・ヒドルストンは「シーズン2では、もっと危険なマルチバースが描かれているよ」と語っている。
“マルチバース”とは、この世界とは別に、並行して無数に存在するパラレルワールドのことで、今後公開を控える「アベンジャーズ ザ・カーン・ダイナスティ(原題)」でも重要な鍵を握ることが予想される。この記事では、近年のマーベル作品を振り返り、マルチバースについて復習する。

アベンジャーズが時空を行き来した「アベンジャーズ エンドゲーム」で、その存在が示唆されていたマルチバースが、「ロキ」シーズン1で本格的に登場。時間軸を管理する組織「TVA」(時間変異取締局)に捕まったロキが、自由と引き換えに、時間軸を修復するミッションに無理やり挑まされることに。TVAによると、予期せぬ行動をした者のせいで、別の時間軸が生まれた場合、現実が“崩壊”する恐れがあるという。
崩壊を防ぐミッションの過程で、ロキは、独裁的に時間軸を管理する黒幕の存在にたどり着く。その正体こそ、あらゆるマルチバースに無数に存在する史上最凶の敵、カーンのひとりだった。彼はロキらに「時間軸の管理に疲れた」と語り、無抵抗のまま命を落とす。これが原因で、秩序が崩れ去り、時間軸の分岐が無数に発生したのだ。

本作で、マルチバースに対する注目はさらに高まった。ピーター・パーカー/スパイダーマン(トム・ホランド)に懇願されたドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、人々の記憶を消す“禁断の魔術”を使うも、手違いが生じ、時空を歪めてしまう。
その結果、マルチバースの扉が開き、別の世界から脅威が襲来。さらに、別のスパイダーマン(トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド)も集結し、3人のスパイダーマンが共闘するという、これまで不可能とされていた夢の競演も実現し、ファンを大興奮の渦に巻き込んだ。

「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」のその後を描いた本作は、マルチバースをタイトルに冠し、より重要な要素として描いている。マルチバースの扉を開けたストレンジは、さまざまな別世界を行き来し、予測不能な冒険と戦いに遭遇することに。カオスな旅路の果て、人類救済に失敗し、闇落ちした邪悪な“もうひとりのストレンジ”と対決するなど、マルチバースが秘める無限の可能性を予感させる展開となった。

ミクロな量子世界へ引きずり込まれたスコット・ラング/アントマン(ポール・ラッド)と仲間たち。そこで彼らを待ち受けていたのは、過去・現在・未来、すべての時を操る能力を持つ征服者カーン(ジョナサン・メジャース)だった。
カーンは、あらゆるマルチバースを往来できるデバイスを起動するためのエネルギーコアを取り戻すべく、アントマンらの前に立ちはだかる。彼がこの世界から解き放たれると、全人類に恐るべき危機が迫ることに……。一時は退けることに成功するも、カーンの脅威は一切去ってはおらず、さまざまなマルチバースから集結したカーンたちが着々と“計画”の準備を進めていた。

恐るべき計画を進めるカーンが、「ロキ」シーズン2でも存在感を発揮。物語の全容は、いまも謎に包まれているが、ロキの身に謎の“タイムスリップ現象”が起こり、「過去と現在を行き来する」という事態が発生する。公開された予告編では、「あの光景が真実なら、この世界は破滅する」という不穏なセリフも発しており、破滅を回避すべく、解決に挑む決意が示されている。
「アベンジャーズ ザ・カーン・ダイナスティ(原題)」で、“次のサノス”とも目されるカーンは、本作ではどのような形でマルチバースに影響を与え、ロキの前に立ちはだかるのか? ヴィランでありながら、ときに英雄的な行動も見せてきたロキが、今後の展開にどのような布石を打つのかにも注目だ。
「ロキ」シーズン2は10月6日から、ディズニープラスで日米同時に独占配信。

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