ワーナー「ハリポタ」の英スタジオをDCスタジオ拠点に
2023年9月27日 11:00
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが、英国の撮影所ワーナー・ブラザース・スタジオ・リーブスデンをDCスタジオの新たな主要拠点にすると発表した。この計画は壮大なもので、スタジオの総面積を50%以上拡大し、新たに10のサウンドステージと40万平方フィートのプロダクションスペースが追加されるという。
リーブスデンスタジオは、ロンドンから北西に約30キロの場所に位置する。もともとは第二次世界大戦中の飛行場で、1994 年に「007 ゴールデンアイ」の撮影に使われたことがきっかけで、「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」「スリーピー・ホロウ」などが撮影されている。
「ハリー・ポッター」シリーズ全8作が撮影されたスタジオとして知られ、2010年にワーナー・ブラザースがヨーロッパの拠点として買収。最近は「バービー」やテレビドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の撮影が行われた。
今回の拡張により、英国全体で4000人の雇用が生まれるとみられており、年間6億ポンド以上の経済効果が見込まれる。DCスタジオはトップに就任したジェームズ・ガン監督とピーター・サフランが新生DCユニバースの構築を急いでおり、ガン監督の「スーパーマン: レガシー」をはじめ、多くの新作が待機中である。