上杉柊平&西村拓哉、連ドラ初主演! ヤカラ男&天使の不思議なシェアライフ「ワンルームエンジェル」実写化
2023年9月26日 07:00

上杉柊平と西村拓哉の主演で、はらだ氏による人気漫画「ワンルームエンジェル」がMBSのドラマシャワー枠で実写ドラマ化されることがわかった。上杉、西村は共に今作が連続ドラマ初主演となり、演出を手掛けた枝優花監督の撮り下ろしによるティザービジュアルと役紹介写真が披露された。同ドラマは、10月19日からMBS、テレビ神奈川、チバテレほかで全6話で放送される。

原作は、「このマンガがすごい!」2020オンナ編で13位を受賞した同名コミックス。チンピラに刺されて瀕死になったコンビニ店員の幸紀(上杉)は、遠のく意識のなかで真っ白い羽の美しい「天使」(西村)を見る。お迎えかと思いきや、その後すっかり完治して帰宅してみると、そこにはあの時の天使がいた。幸紀は天使のふてぶてしい態度に戸惑いつつ、記憶もなく飛べない天使を不憫に思い、しばらく家に置くことに。突然はじまった奇妙な同居生活だったが、天使との日々は死んだように生きていた幸紀の心にある感情を芽吹かせる。

ドラマ「18/40 ふたりなら、恋も夢も」ほか、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などに出演する上杉が演じるのは、人生投げやりなヤカラ男・幸紀役。小汚い和室ワンルームで暮らすチンピラもどきで、コンビニ店員だったが、接客中トラブルとなり刺されたことをきっかけに無職に。ある過去が原因で人生に投げやりになっていたが、天使と出会い、少しずつ変化が現れ始めるという役どころだ。

「Lil かんさい」の活動と並行して、ドラマ「なれの果ての僕ら」などで俳優としても活躍の幅を広げる西村は、天使役を担う。幸紀が刺された際、突然目の前に現れた美しい天使で、記憶喪失でひもじく、幸紀の家に勝手に上がり込む。感情を読み取れ、悲しい気持ちや悪意に触れると羽が抜けてしまう。自分は上級天使であると予測している反面、生意気な性格で、天使とは思えない行動をとることもある。
上杉は「毎日が素晴らしく、充実しているものかどうかはわからないけど、人生は悪くないな、と思っていただける作品になれば嬉しいです」とコメント。西村も「出逢いから別れまで2人の人間性や関係性が少しずつ変わっていく様子を細かく表現して、演じ切ることができればいいなと思っています。ぜひご覧ください!」と意気込みを語った。
「ワンルームエンジェル」は10月19日25時29分からMBSで放送開始され、テレビ神奈川、チバテレ、テレ玉、とちテレ、群馬テレビでも順次放送予定。TVer、MBS動画イズムで見逃し配信が実施されるほか、Huluで見放題独占配信される。上杉、西村、原作者のはらだ氏、枝監督のコメント全文は以下の通り。
日常を過ごしていると身体に入ってくる社会の汚い部分、人の醜さや自分へのやるせなさなど多くのマイナスなエネルギーがあります。
皆そういった物を噛み砕きながら毎日を生きているわけですが、その蓄積は気付けば生きていくことへの活力を奪ってしまう事があります。それと同時に寂しさや愛されたい気持ちは見えない所に追いやられてしまいます。
そんな中で出会う幸紀と天使、意味を持って引き寄せあった2人がどう生きるのか、丁寧に向き合いながらお芝居しています。
毎日が素晴らしく、充実しているものかどうかはわからないけど、人生は悪くないな、と思っていただける作品になれば嬉しいです。
この度”天使”役を演じさせていただきます、西村拓哉です。
出演のお話を伺ってすぐに原作を読んだのですが、僕が想像していたストーリーとは違って、すごく温かくて繊細で、素敵なヒューマンストーリーだなと思いました。
寂しさや苦悩などいろんな感情を抱えた2人が出逢い、互いに素直に生きる。出逢いから別れまで2人の人間性や関係性が少しずつ変わっていく様子を細かく表現して、演じ切ることができればいいなと思っています。ぜひご覧ください!
付箋だらけでボロボロの台本。わずかな時間に空でかけ合いをする姿。光が当たって美しい技巧を凝らした羽。漫画にももっと詰めたかったと感じた掘下げ、演出、空気、透明感。最強に愛を感じてきました。
この作品は負の連鎖への抵抗として描いた面と、恥ずかしいですけどやっぱり愛が添えられてます。
そこに全力の愛で答えてくださって、ここまで大切につくってくださる方々に託すことができ、ドラマワンルームエンジェルのご報告が叶いました。
皆様にぜひ、もうひとつのワンルームの扉をオープンしていただきたいです。
お話をいただき「どんな作品なんだろ」と名前を検索しながら自宅の本棚を眺めていたら『ワンルームエンジェル』の背表紙が視界に。……すでに持っておりました。普段漫画は読まないのですが、なぜか書店で気になって購入していたようで「これは自分がやるべきなのかも」と予感がした、というのが一年前でした。
それからこの作品と向き合うなかで、なぜあのとき自分がやるべきだと感じたのか、その直感の理由を紐解く日々です。
誰かに理解されたかった、理解したかった。出会いや別れによって、そういった想いを何度も経験し、その途方もなさに塞ぎ込みたくなったり諦めたくなったり。それでもやっぱり『誰かと共に生きていくということは、素晴らしい』と信じたくなるような秋にできたら幸いです。よろしくお願いいたします。
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