山本薩夫監督「白い巨塔」4Kデジタル修復版 東京国際映画祭日本映画クラシックス部門で世界初上映
2023年9月26日 17:00

山本薩夫監督没後40年を記念し、東京国際映画祭日本映画クラシックス部門で山本薩夫監督の代表作「白い巨塔」4Kデジタル修復版(1966年)、「忍びの者」(1962年)が上映される。
「白い巨塔」は2023年に修復完了した4Kデジタル修復版の世界初上映となる。謀略渦巻き欲望が踊る日本医学界の内幕を描いた衝撃作として公開時は話題沸騰、キネマ旬報1966年日本映画ベストテン第1位ほか国内映画祭を総なめにした本作は、俳優田宮二郎の代表作としても知られている。原作発表直後の1960年代以降、2019年まで複数回にわたり映像化された。
同じく日本映画クラシックス部門で上映される「忍びの者」は忍者の非情な世界をリアルに描いた市川雷蔵の代表作で、世界中に「忍者ブーム」を巻き起こした時代劇の傑作だ。

山本薩夫監督は今回上映される「白い巨塔」のほかにも、「戦争と人間」3部作、「華麗なる一族」、「金環蝕」など、日本社会をリアルに描いた作品を多くヒットさせ、“社会派映画の巨匠”と言われた。没後40年にあたる今年は、ラピュタ阿佐ヶ谷での特集上映、衛星劇場での特集放送等が実施され、注目を集めている。エンタテインメント作品としての魅力を存分に放ちながらも、権力者の飽くなき野望、社会構造の不備、社会的弱者の苦難等を克明に描き出す山本監督の作品は、現代にも通じるメッセージ性を持っている。
東京国際映画祭には山本薩夫監督の息子である映画プロデューサー山本洋氏の登壇も決定。上映・登壇日時等詳細は追って第36回東京国際映画祭HPにて告知される。第36回東京国際映画祭は、10月23日~11月1日、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。
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