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稲垣吾郎×新垣結衣「正欲」意味深な表情をとらえた予告&本ビジュアル 映画主題歌はVaundy

2023年9月19日 07:00

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本ビジュアル
本ビジュアル
(C)2023「正欲」製作委員会

稲垣吾郎新垣結衣が共演し、朝井リョウ氏の小説を映画化する「正欲」の予告映像(https://youtu.be/wfUGu8mtLTo)、本ビジュアルが公開された。映画主題歌をVaundyが担当する。

原作は、「桐島、部活やめるってよ」「何者」で知られる朝井氏が、作家生活10周年で書き上げた渾身の一作。21年3月に発売されるやその内容が波紋を呼び、第34回柴田錬三郎賞を受賞した。朝井氏は同書を「小説家としても一人の人間としても、明らかに大きなターニングポイントとなる作品」と語る。映画は、家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な物語を、演出家・岸善幸と、脚本家・港岳彦が原作とは異なる、ある種のラブストーリーとして展開する。

不登校の息子が世間から断絶されることを恐れる検事の啓喜(稲垣)。ひとつの秘密を抱え、自ら世間との断絶を望む寝具販売員の夏月(新垣)。夏月の中学の同級生で、夏月と秘密を共有する佳道(磯村勇斗)。心を誰にも開かずに日々を過ごす大学生・大也(佐藤寛太)。自分の気持ちに戸惑いながらも心に従おうと邁進する、大也と同じ大学に通う八重子。無関係に見えたそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに交差する。そのほか共演に東野絢香山田真歩宇野祥平渡辺大知徳永えり岩瀬亮坂東希山本浩司ら。

予告映像は、「自分がどういう人間か、人に説明できなくて息ができなくなったことってありますか?」と夏月が啓喜に問いかけるシーンから始まる。正義で世界を測る検事の啓喜は「社会の“バグ”は本当にいるの。悪魔みたいなやつがいるんだよ!」と語り、そのセリフとともに登場人物たちの意味深で印象的な表情が次々と映し出される。「あんたが想像もできないような人間はこの世界にたくさんいるんだよ」と語る大也。「誰にもバレないように、無事に死ぬために生きてるって感じ」とつぶやく佳道。家庭環境や指向、見た目など、様々に異なる5人が、どのような事件で交差し、どこに向かうのかに期待が高まる。

Vaundy
Vaundy

Vaundyが映画主題歌を手掛けるのは、本作が初。書き溜めた未発表の曲から、映画の世界観に合うもの「呼吸のように」(SDR)を、Vaundyが選び提供。まるで書き下ろしたかのように映画世界を端的に凝縮した、かけがえのない人とのつながりを歌うその楽曲は、深い余韻を本作の最後に響かせる。11月10日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。

▼Vaundy コメント
自由でいることの窮屈さや、共鳴を求めてしまう心の寂しさが描かれているこの映画ですが、必ずしも共感をしなくてもいい、できないのもいいのかもしれない、と僕は感じました。
生きるということは息を吸うということ。
少しでも長く君と同じ空気を吸っていたいのさ、というシンプルな想いをこの曲にこめています。
自分の中に溶けていくような音楽になるよう心がけたので、映画館で最後まで浸ってもらえたら嬉しいです。

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