目くるめく春画の世界を巡る旅 ドキュメンタリー「春の画 SHUNGA」予告編&場面写真
2023年9月12日 18:00

葛飾北斎、喜多川歌麿ら、江戸の名だたる浮世絵師たちが情熱を注いだ春画の、エロティシズムだけではない多彩な表現内容、技巧、その創造性に迫るドキュメンタリー映画「春の画 SHUNGA」(読み:はるのえ しゅんが)の公開日が11月24日に決定。このほど予告編と場面写真が披露された。
絵師・彫師・摺師の才能と高度な技術により、「美」「技」において超一級の芸術と呼べる作品が数多く生み出されたが、時代が江戸から明治に変わると“猥褻画”として警察による取り締まりの対象となり、日本文化から姿を消してしまった春画。出版物や展覧会を通してアートとして再評価の機運が高まったのは、つい最近のことである。2015年に開催された「春画展」に触発され企画された劇映画「春画先生」(10月13日公開)が R15+のレーティングで春画の世界を広げることに続き、本作が公開される。
浮世絵の頂点とされる作品も少なくない春画だが、そうした傑作が誕生した社会的背景とは一体どんなものだったのか? また、その一方で大衆向けに無数に作られた安価な春画を人々はどのように楽しんでいたのか? いまだ知られざる部分も多い春画の世界に、当時の風俗・文化、人々の思いを浮かび上がらせるドキュメント。春画を通し、現代人が知らなかった日本の姿も発見できる作品だ。
監督は、数々のドキュメンタリー番組を手掛けてきた平田潤子。出演は横尾忠則、会田誠、木村了子、石上阿希、早川聞多、浦上満、アンドリュー・ガーストル、ミカエル・フォーニッツ、橋本麻里、朝吹真理子、春画ール、ヴィヴィアン佐藤、樋口一貴、高橋由貴子、山川良一。アニメパートの声の出演として、森山未來と吉田羊が参加する。
予告編は、秘蔵の名品を含む本編中に登場する春画を次々と見せながら、 “笑い絵”とも称されユーモアをもって描かれた春画を思い思いに楽しむ姿や、「春画・春本は単なるエロ本だろうという考え方からははみ出る」「性的なことは人生において重要だと春画では強く描かれている」といった専門家や出演者のコメントを抜粋。さらに、葛飾北斎の“蛸と海女”で知られる「喜能会之故真通」をアニメーション化した映像の一部も切り取られている。
「春の画 SHUNGA」は11月24日公開 R18+、一部劇場で4K上映。
(C)2023「春の画 SHUNGA」製作委員会
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