二宮和也&なにわ男子・藤原丈一郎の絶妙な距離感をとらえた「アナログ」場面写真 藤原は“令和の喜劇王”!?
2023年8月24日 17:00

二宮和也と波瑠が共演し、ビートたけしが70歳にして初めて書き上げた恋愛小説を映画化する「アナログ」の新たな場面写真が披露された。二宮扮する主人公・悟と、「なにわ男子」の藤原丈一郎演じる職場の後輩・島田の姿がとらえられている。
本作は、携帯電話で気軽に連絡がとれる現代にあって、「会うこと」を大切にする“アナログ”な価値観を持つ2人の懐かしくも新しいラブストーリー。タカハタ秀太監督がメガホンをとり、「あゝ、荒野」2部作、「宮本から君へ」「MOTHER マザー」の港岳彦が脚本を担当。二宮と波瑠に加え、藤原、桐谷健太、浜野謙太、坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美らが共演した。
デザイナーの悟(二宮)と携帯を持たない謎めいた女性・みゆき(波瑠)は、ある日、喫茶店「ピアノ」で出会う。やがて2人は「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」と約束を交わし、あえて連絡先を交換せずに、会う時間を大切にして、ゆっくりと関係を紡いでいく。みゆきへの思いを募らせた悟は、彼女の素性を何も知らぬままプロポーズすることを決意。しかし、次の木曜日に、みゆきは現れなかった。

藤原扮する島田は、悟を尊敬する大阪支社の後輩で、明るく陽気なムードメーカー的存在。藤原は島田を演じるにあたり、監督から「悟との距離感をうまく表現しよう」と事前にアドバイスをもらっていたことを明かす。そして、「自分の中で、『このシーンは水島さん(悟)と距離を縮められているな』とか『ここはまだやな』とか、考えながら演じていました」と撮影を振り返った。

場面写真は、悟と島田が並んで建設現場に立ち会うシーンのほか、大阪支社での打ち合わせや、大阪支社の若手社員たちとの懇親会の様子をとらえた全3カット。懇親会のシーンの撮影では、島田が関西弁のキャラクターということもあり、大阪出身の藤原がネイティブな関西弁を駆使してアドリブを炸裂させた。監督から「さすがアドリブ王!」との声が飛ぶと、二宮も思わず笑顔を見せ、藤原も「やめてください(笑)!」と言いつつどこか嬉しそうな表情。しかし撮影合間に藤原が「自分の(本来の)シーンより、アドリブのほうが長い気がするんですよ」と心配すると、二宮が「さすが令和の喜劇王(笑)。大爆笑でした!」と笑いと愛のある言葉で励ましていたという。
本作で二宮と初共演を果たした藤原は、最初こそ緊張気味だったが、フラットに接する二宮に徐々に緊張も解け、撮影中に藤原が「二宮さんが出られる時間の前までには終わらせますので!」と宣言する場面も。二宮は「全然大丈夫。じゃあ17時までによろしく!」とユーモアを交えて返し、相性抜群な様子を見せた。
「アナログ」は、10月6日に全国公開。
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