マーゴット・ロビーらが語る「バービー」グレタ・ガーウィグ監督のすごさ 撮影メイキングを含む特別映像が公開
2023年7月28日 07:00
どんな自分にでもなれる完璧で夢のような毎日が続く“バービーランド”で暮らすバービーとボーイフレンド(?)のケン。ある日、突然身体に異変を感じたバービーは、原因を探るためケンと共に“悩みのつきない”人間の世界へ行く。7月21日から全米公開され、週末3日間の興行収入は1.55億ドル(約218億円)を記録。2023年に公開されたすべての映画でNo.1となるロケットスタートを切った(※BoxOfficeMojo参考)。
8月2日に来日を控えているガーウィグ監督は、「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」「レディ・バード」を手掛け、「フランシス・ハ」では主演を務めた。「バービー」のオープニング興行収入では、女性監督として歴代最高額となる記録的な成績を叩き出した。
特別映像には、建物から道路に至るまでピンクで彩られ、細部までこだわり抜かれた圧巻のバービーランドのセットが収められている。このセットではCGではなく実際にピンクの塗料を大量に使っているため、使用したメーカーのピンク塗料が全世界的に品薄になったことでも話題に。その中心にいるのが、ピンクのイヤホンを首にかけ、時にはピンクの“つなぎ姿”という出で立ちで演出をするガーウィグ監督だ。
主人公のバービーを演じると共に製作も務めたロビーは、「監督にはグレタしか考えていなかった。脚本家としても監督としてもグレタが大好き。彼女なら現代に合った映画を作ってくれると思った」と絶大な信頼を寄せ、共演のケイト・マッキノンも「すべてのディテールに対してあれほど明確なビジョンがあるなんて信じられない」と手腕を称える。
子どもの頃からバービー人形に親しみ「人形遊びは自分自身を知る手段」と語るガーウィグ監督は、「バービーが人間のようになったらすばらしいことになると考えたんです。欠陥があってだらしなく完璧じゃない存在にね」と、映画化のきっかけを明かす。
さらに、「映画の舞台は、大胆かつ繊細にぶっ飛んだ世界にしたかった、リアルで面白くて共感できる世界に。観る人にはただ楽しんでもらいたい」と、作品に込めた思いも説明している。
「バービー」は、8月11日から全国公開。
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