AIマネージャーを高額年収で募集するNetflix ストライキ中の俳優・脚本家が反発
2023年7月27日 20:00
現在、米脚本家組合(WGA)と米俳優組合(SAG-AFTRA)はスタジオや配信プラットフォームからなる業界団体(AMPTP)との契約更改交渉で決裂し、ストライキに突入している。多岐に渡る争点のひとつは、AIの使用に関するもので、WGAとSAGはAIからの保護を呼びかけているものの、AMPTPは応じていない。
そんななか、AMPTPのなかで主導的な役割を果たすNetflixが「AI プロダクトマネージャー」という役職を募集していることが物議を醸している。「機械学習/人工知能は、優れたコンテンツの購入と作成、パーソナライゼーションにより会員に適切なタイトル選択の支援、支払い処理の最適化、その他の収益に焦点を当てた取り組みに至るまで、ビジネスのあらゆる分野におけるイノベーションを後押ししています」と求人情報に書かれている。なお、年俸は最大で90万ドル(約1億2600万円)だという。
ちなみにNetflixの人気ドラマ「ブラックミラー」シーズン6のエピソード「ショーンはひどい人」では、Netflixを模した動画配信会社「ストリームベリー」が量子コンピュータを駆使して、一般人の個人データをもとにフルCGでリアルな番組を作り上げるさまが描かれている。役者も脚本家もいらない未来のエンタメ像は、AIをめぐる懸念が高まるなか、風刺劇としてはあまりにリアルである。
本エピソードに出演した役者のロブ・ディレイニー(「ミッション:インポッシブル デッド・レコニングPART ONE」)をはじめ、脚本家のエリザベス・ベンジャミン(「13の理由」)らが、脚本家や役者に払う再放送料がないといいながら、AI担当に90万ドルもの金額を用意するNetflixの姿勢を批判している。
なお、米Deadlineの問い合わせに対し、Netflixはノーコメントとしている。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド NEW
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5 NEW
【これは不適切報道か、否か?】テロの全世界実況生中継…本当に放送していいのか…!?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア NEW
【余命わずかの親友から奇妙なお願い】「わたしが死ぬとき隣の部屋にいて」――魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
開始20分で“涙腺決壊”
【激しく、心を揺さぶる超良作だった…!】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれる!
提供:ディズニー