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「君たちはどう生きるか」は宮崎駿監督の集大成? 上映後の反応、野心的な表現、推しポイントなど最速クロスレビュー

2023年7月14日 18:30

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映画.comスタッフ4人の感想をいち早くお届け
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(C) 2023 Studio Ghibli

公開までほとんどの情報が伏せられ、宣伝も一切しないという前代未聞の状態のまま、宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」が封切られました。もしかしたらスタジオジブリや宮崎監督の新作が公開されたことすら、まだ知らない人がいるかもしれません。

初回の上映が終了した正午前頃から、主題歌やキャストなどの情報も出回りはじめ、映画.comとアニメハックでもすでに記事として掲載ずみです。スタジオジブリの公式Twitterでは公開当日の7月14日午前0時に、ポスタービジュアルに描かれた鳥のデフォルメイラストを投稿し、現在Twitterでは本作の主題歌アーティストをハッシュタグとして投稿すると、デフォルメイラストがアイコンとして表示されるというSNS宣伝施策もスタートしています。

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(C) 2023 Studio Ghibli

公開後に解禁されたであろうこれからの宣伝展開も気になる本作を、いち早く鑑賞した映画.comスタッフ4人が興奮冷めやらぬなかつづったショートレビューをお届けします。各レビューは「君たちはどう生きるか」の具体的な内容にはほぼ触れず、これから見る方が読んでも大丈夫なよう配慮していますが、まっさらな気持ちで本作を見たい方は、鑑賞してからお読みください。


画像2(C) 2023 Studio Ghibli
■上映終了後には拍手、宮崎駿監督の集大成
グランドシネマサンシャイン池袋で午前8時40分のIMAXレーザーGT版で鑑賞しました。場内は9割以上(ほぼ満席)で上映がスタート。上映終了後には拍手が起こりました。
個人的な感想ですが、宮崎駿監督の集大成! 事前情報を一切入れずに見た作品は本作が人生始めての経験、いい意味で裏切られました。過去の宮崎駿監督作品が好きな方であれば、必ず楽しめる作品です。ぜひお早めに劇場でご鑑賞ください!
(映画.comスタッフ:長澤)

■野心的な表現で観る者に突き付けてくる“激情”
ポスター以外の情報が一切伏せられた状態で封切りを迎えた「君たちはどう生きるか」。109シネマズ二子玉川で午前8時30分からの回を鑑賞したが、客席の稼働率はほぼ満席で、カップルから熱心な映画ファンまで幅広い層が初回上映に駆け付けたことがうかがえた。予備知識なしで鑑賞するのは、いつ以来だっただろうか……。宮崎駿監督の集大成という表現は、軽々しく使うべきではないだろう。あくまでも「集大成」というのは、宮崎監督本人が決めるべき事柄であろうから。前作「風立ちぬ」公開から10年。宮崎監督が胸の内に溜め込んでいた“激情”を、どこまでも野心的な表現で観る者に突き付けてくる。具体的な記述は避けるが、宮崎監督が世界中の人々に伝えたいメッセージが、他のどのジブリ作品よりもダイレクトに観る者の心の琴線に触れてくる作品であることは、紛れもない事実といえるだろう。
(映画.com副編集長:大塚史貴)

■「群」の表現に注目、考察しがいのある作品
事前情報、一切なし。純粋に観客として楽しみたいという衝動を抑えつつ、ペンとノートを携えて、いざスクリーンへ。初っ端からやられました。メモをする手が止まってしまったんです。凄まじき表現に唖然。その時点で決めました。「仕事モードで観るのをやめよう」と。なので、ノートは白紙。記憶を手繰り寄せて、これを書いています。
未だに情報整理ができていませんが、まずは推しポイントをひとつ。それは「群(むれ)」の表現。生物も、無機物も――これはめちゃくちゃ見入ってしまいました。
ストーリーの構成は、しっかりと「宮崎駿作品」らしさが感じられる印象。これは確かに「冒険活劇」なんですが、いやー、とてつもなく情報が多い。つまり、考察しがいのある作品であることは間違いありません。「この世界は何を表しているのか」という大枠から、「何故“やってはいけないのか”」という細かな部分まで。暫くの間、さまざまな方の感想や考察を読み込む日々が続きそう……再鑑賞? 勿論します。
(映画.com編集部員:岡田寛司)

画像4(C) 2023 Studio Ghibli
■主人公と一緒に長い長い冒険をした気持ちになれる
グランドシネマサンシャイン池袋最速回の午前8時15分からのBESTIA(ドルビーアトマス)版で鑑賞。ほぼ満席でした。個人的な印象としては、これまでの宮崎駿監督作品と同様、映像・音響ともに必ずしもラージフォーマットでなくても十分楽しめると思います。
風立ちぬ」と「千と千尋の神隠し」を足して2で割らず、その他の宮崎駿監督作品のさまざまな要素プラスアルファがてんこ盛り……という感じの124分でした。1943~44年頃と思われる戦争中の日本の丁寧な描写からはじまって、あるポイントから次々と魅力的な世界が数珠つなぎで展開され、見終わったあとは主人公と一緒に長い長い冒険をした気持ちになれる――ベクトルはまったく違いますが、あえて具体的なタイトルを挙げると、クリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」を見たときの感覚に近いものがありました。
作画監督の本田雄氏をはじめ、原画のクレジットには米林宏昌監督、井上俊之氏、大平晋也氏など、元ジブリスタッフや大作劇場アニメでおなじみの凄腕アニメーターたちの名前がズラリ。最近の作品としては少人数のスタッフでじっくり時間をかけてつくられたことがうかがえました。エンドクレジットには、「終わらない人 宮崎駿」など、これまでスタジオジブリや宮崎駿監督のドキュメンタリーを手がけてきた荒川格氏の名前も確認でき、今後本作のドキュメンタリーが放送されることにも期待したいです。
(アニメハック編集部員:五所光太郎)

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