塚本晋也監督×趣里×森山未來「ほかげ」11月25日公開 終戦直後、生き延びた人々が抱える痛みと闇を描く
2023年7月12日 08:00

塚本晋也監督の最新作「ほかげ」が、11月25日から公開されることが決定。主演は、2023年後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインに抜擢された趣里。映像、舞台、ダンスとジャンルにとらわれない表現者である森山未來が共演している。
「鉄男」でのセンセーショナルな劇場デビュー以後、世界中に熱狂的ファンを持ち、多くのクリエイターに影響を与えてきた塚本監督。戦場の極限状況で変貌する人間を描いた「野火」、太平の世が揺らぎ始めた幕末を舞台に生と暴力の本質に迫った「斬、」……本作では、その流れを汲み、戦争を民衆の目線で描き、戦争に近づく現代の世相に問いかける。
塚本監督「終戦企画と銘打って準備撮影を進めた『ほかげ』。世界の動きが怪しくなってきた今、どうしても作らずにはおれなかった、祈りの映画になります」
趣里は、戦争に翻ろうされたひとりの女を見事に表現。孤独と喪失をまといながらも、期せずして出会った戦争孤児との関係にほのかな光を見出す様を繊細かつ大胆に演じている。森山は、片腕が動かない謎の男役。ひょうひょうとしながらも奥底に蠢く怒りや悲しみを、唯一無二の存在感で示している。
「ほかげ」は、11月25日からユーロスペースほか全国順次公開。コメントは、以下の通り。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント