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イザベル・ユペールが原子力会社を内部告発する労働組合代表に「私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?」10月20日公開

2023年7月5日 15:00

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驚愕の実話を映画化
驚愕の実話を映画化
(C)2022 le Bureau Films-Heimatfilm GmbH + CO KG-France 2 Cinema

フランスを代表する女優イザベル・ユペールが、世界最大の仏原子力会社アレバ(現オラノ)社の労働組合代表を演じ、国家的スキャンダルに巻き込まれていく社会派サスペンス「LA SYNDICALIST(原題)」が、「私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?」の邦題で10月20日公開される。

今年3月にフランス本国で公開され大ヒットした本作は、会社とその未来、そして従業員の雇用を守るため、中国とのハイリスクな技術移転契約の内部告発者となったモーリーン・カーニーが、自宅で襲われるという肉体的暴力と、それを自作自演だと自白を強要する権力側からの精神的暴力に対し、屈することなく6年間闘い続け、無罪を勝ち取るまでの実話を映画化した。

CFDT(フランス民主労働組合連盟)代表のモーリーンは、中国とのハイリスクな極秘取引を知り、内部告発者となってそれを明るみに出した。その取引が5万人以上の雇用を脅かすものだったからだ。彼女は政府の閣僚や企業のトップに捨て身で立ち向かう。社会や組織における女性、政治と経済の権力構造、労働組合、裁判、原子力発電、中国との問題、夫婦関係など、今の日本にも共通する問題が、モーリーンを軸にサスペンスフルな展開で浮かび上がる。

監督は、これまでもイザベル・ユペール主演作品「ゴッドマザー」(2021)を手掛けたジャン=ポール・サロメ。脚本は「ローズメイカー 奇跡のバラ」(2021)のファデット・ドゥルアール、撮影は「1640日の家族」(2022)のジュリアン・ハーシュ、音楽は「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」(2016)のブリュノ・クーレが担当する。

10月20日から、Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国順次公開。

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