ノア・バームバック、回顧録を出版

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「マリッジ・ストーリー」「フランシス・ハ」などで知られるノア・バームバック監督が、自身初の書籍となる回顧録を準備していることがわかった。米Deadlineによれば、争奪戦の末にクノッフ社が北米の出版権を獲得したという。

新刊のタイトルは未定で、現在のところまだアウトラインの段階だが、これから本格的な執筆に入るとのこと。バームバックのこれまでの人生やキャリアの節目となった出来事、積み重ねてきた映画体験が綴られるようだ。クノッフ社からハードカバーと電子書籍が、ペンギン・ランダムハウス社からオーディオブックがリリースされる。

バームバックは1969年ブルックリン生まれ。映画批評家の両親（ジョージア・ブラウン、ジョナサン・バームバック）を持ち、95年にヴァッサー大学での学生時代をもとにした映画「彼女と僕のいた場所」で長編初監督、脚本を務めた。機能不全家族を描いた05年の「イカとクジラ」でアカデミー賞（脚本賞）に初ノミネート。19年の「マリッジ・ストーリー」は作品賞を含むアカデミー賞6部門にノミネートされた。新作は、監督でパートナーのグレタ・ガーウィグと共同脚本を務めた「バービー」（マーゴット・ロビー主演）で8月11日から日本公開。