「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」 観客からの苦情で急遽プリント差し替えに
2023年6月11日 10:00
北米における週末3日間のオープニング興行収入が1億2000万ドルというロケットスタートを切った「スパイダーマン スパイダーバース」の続編「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」だが、観客から音響に対する苦情が寄せられたことを受け、製作・配給元の米ソニー・ピクチャーズがプリントの差し替えを行なっていたことがわかった。
ピーター・パーカーの遺志を継いだ少年マイルス・モラレスを主人公に新たなスパイダーマンの誕生を描き、「スパイダーマン」シリーズ初の快挙となるアカデミー長編アニメーション賞を受賞した2018年の傑作アニメーション映画「スパイダーマン スパイダーバース」の続編となる本作では、マルチバースを自由に行き来できるようになった世界で久しぶりに再会したグウェンに導かれ、ある別の次元に足を踏み入れたマイルスが、さまざまなユニバースから選び抜かれたスパイダーマンたち(=スパイダー・ピープル)が集結するその世界で己に課さられた運命と向き合い、新たな危機に立ち向かう姿が描かれる。
米バラエティによれば、先行上映と公開初日にいち早く映画館に駆けつけたファンのうち数名から、グウェン・ステイシー(声:ヘイリー・スタインフェルド)をフィーチャーした冒頭のシーンをめぐり「音量が小さくてセリフが聞き取れない」といった苦情が寄せられたことで、ソニーは至急上映プリントを回収。苦情が出たのは片手で数えるほどの劇場に過ぎなかったが、アメリカ国内の全上映館でプリントの差し替えを行なったという。
前作に続き製作と脚本を手がけたフィル・ロードはオープニングの週末、自身のTwitterに「映画館に早く着いてしまった諸君に楽しいミッションを授けよう。上映前に映写室を訪ねて、音量レベルが“7”に設定されているか確認してくれ。それでもまだ少し音が小さいと感じたら、“7.5”に上げちゃって。もし何か言われたら、作り手の僕たちから許可を得ていると言えばいいよ」と観客に向けたアドバイスを投稿していた。
ロードいわく、同作の音響を仕上げるにあたり、ボリュームをレベル7に設定したため、上映に際しても同じレベル7が望ましいとのこと。前述のツイートに次ぎ、「週末にいくつかの映画館に行ってレベル7での上映を見たけど、セリフもはっきりと聞き取れて素晴らしかったよ」とコメントしている。
「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」は、6月16日から全国公開。
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