声優の細谷佳正、「ザ・フラッシュ」日本語アフレコは異例尽くし! 肝心な部分は、すべてモザイク
2023年6月1日 21:00
DC作品最新作「ザ・フラッシュ」の“超速”試写会トークイベントが6月1日、都内で行われ、主人公フラッシュの日本語吹き替え声優を務める細谷佳正が出席。情報漏洩を防ぐため、「肝心なところは、全部モザイクで、しかも白黒。画面の真ん中にはDCって大きな文字も入っていて。何とか、口と表情だけは見えるんです」と異例尽くしのアフレコを振り返った。
また、アフレコを行ったシーンは「その都度、本国アメリカに送って精査してもらわないといけない」と舞台裏を暴露。タイムループを題材にした本作では、フラッシュが過去の自分自身と出会う設定で、「フラッシュが2人出てくるので、丸2日かかりました。普段、主役級で2時間の映画って、時間がかかっても6時間くらいで終わるんですが」と長時間に及んだアフレコの苦労も明かした。
それでも、ほぼ完成に近い状態の本編を鑑賞したといい「本当に一ファンとして、映画を楽しむことができた。とにかく“つかみ”の映像が贅沢。まるでアトラクション」と興奮しきりだった。
この日は細谷に加えて、芸能界DCファン代表の「FUJIWARA」藤本敏史、映画が大好きなこがけんが登壇が、フラッシュのコスプレ姿で登場。藤本は「見ている間、『え~、そうなん?』って声が出ちゃう。それくらい感情が揺さぶられた。アクションシーンも見たことがないすごさで、センスのいい笑いも散りばめられている。見終わったら、走って帰りたくなるはず」と太鼓判を押した。
また、こがけんは「速さの表現が、最大限にすばらしい。映像革命ですよ。オーマイガー!」と熱弁し、「僕ら世代は、ティム・バートン版の『バットマン』ですよ。今回、マイケル・キートンが出てくるんですけど、こんなコラボあるんだって。僕的には、キートンの口元が好き。ゾクゾクしましたね」とマニアックな視点も披露していた。
DCコミックス原作のヒーローが集結した「ジャスティス・リーグ」で本格的にスクリーンに登場した地上最速のヒーロー、フラッシュが“運命”を変えようと奮闘する姿を描いたアクションエンタテインメント。
フラッシュことバリー・アレンは、そのスピードで時間をも超越し、幼いころに亡くした母と、無実の罪を着せられた父を救おうと、過去にさかのぼって歴史を改変してしまう。そして、バリーと母と父が家族3人で幸せに暮らす世界にたどり着くが、その世界にはスーパーマンやワンダーウーマン、アクアマンは存在せず、バットマンは全くの別人になっていた。
さらに、かつてスーパーマンが倒したはずのゾッド将軍が大軍を率いて襲来し、地球植民地化を始めたことから、フラッシュは“その世界に生きる”別人のバットマンや女性ヒーローのスーパーガールとともに世界を元に戻し、人々を救おうとするが……。
「ジャスティス・リーグ」からフラッシュ/バリー・アレン役を続投するエズラ・ミラーに加えて、1989年の「バットマン」と1992年の「バットマン リターンズ」でバットマンを演じたマイケル・キートンが約30年ぶりに同役に復帰して出演を果たした。
「マン・オブ・スティール」でスーパーマンの宿敵ゾッド将軍を演じたマイケル・シャノンも同役で再び出演。スーパーガール役には長編映画初出演となる新鋭サッシャ・ガジェを抜てきした。
日本語吹き替え版声優は、イベントに出席した細谷をはじめ、バットマン(演:マイケル・キートン)役を山寺宏一、バットマン(演:ベン・アフレック)役を小原雅人が担当。3人はそれぞれ過去作でも演じた役どころの続投となる。また、俳優の橋本愛がスーパーガール役を務めている。
「ザ・フラッシュ」は6月16日に日米同時公開。「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」のアンディ・ムスキエティ監督が、メガホンをとった。
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