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“インフルエンサー”玉城ティナの顔が世界中に溢れ出す 宮崎大祐監督がSNS社会の光と影を描く「#ミトヤマネ」初秋公開

2023年5月17日 12:00

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特報&ティザービジュアル4種もお披露目
特報&ティザービジュアル4種もお披露目
(C)2023「#ミトヤマネ」製作委員会

玉城ティナが世界的な人気を誇るインフルエンサーを演じる映画「#ミトヤマネ」が、2023年初秋に公開されることが決定。「VIDEOPHOBIA」「PLASTIC」の宮崎大祐監督が、ネット社会ならではの職業であるインフルエンサーをテーマに、現代的でクールなジャパニーズノワール作品を創出した。

本作は、“現代の闇”ともいえるデジタル社会、SNS社会の恐ろしさを、独特なセンスで描く物語だ。中心となるのは、カリスマインフルエンサーの山根ミトと、ミトを陰で支える妹のミホ。ミトはある日、所属事務所から、誰でもミトの顔になれるフィルター「ディープフェイクアプリ」とのコラボ案件を持ちかけられる。アプリは大人気になり、世界中の至るところにミトの顔が拡散される一方、彼女の顔を悪用する者も次々と現れる。ミトは、そんな現象も自身の人気につながると喜ぶが、ミホは不安を抱いていた。

あわせて、特報(https://youtube.com/shorts/1KN6MPRkL0I)とティザービジュアル4種もお披露目された。特報は、ミトのSNSをのぞき見しているかのような縦型動画。さまざまな衣装をまとったスタイリッシュなミトが次々と切り取られ、彼女のカリスマインフルエンサーぶりが垣間見える。しかし、イベント会場で、観客全員がミトのお面を付けて踊っているカットでは、日常にミトが溢れ出す様子が不気味に描かれ、狂気を感じさせる。

ティザービジュアルは、ディープフェイクアプリによって、世界の至るところにミトの顔が溢れ出すという設定にちなみ、カメラアプリ「SNOW(スノー)」のAIアバター機能を使用して、ミトを作り上げたもの。リアルであり、虚構の存在でもある“ミトヤマネ”というキャラクターが表現されている。

さらに映画の公開を記念して、アパレルショップ「WEGO」が展開している「WEGO放課後アート部」とのコラボレーションも決定。本作のテーマ「SNSの光と影」とミトヤマネをイメージしたイラストを募集するコンテストを開催する。Twitterで、テーマに沿った作品と「#ミトヤマネ」「#ミトアート」「#世界がみんなミトになる」「#WEGO 放課後アート部」をつけて投稿すると、応募完了となる。作品募集期間(5月29日~6月18日)、審査期間(6月26日~7月2日)を経て、7月中旬に受賞者が発表される予定。受賞作品については、WEGOでの作品展示会と、イラストをプリントしたTシャツの販売が実施される。なお玉城と宮崎監督も、特別審査員として参加する。

インフルエンサーとしての人気を得るために転落していくミトを演じた玉城は、「ミトヤマネは透明なのにけばけばしくて無関心なのに執着にまみれていて、私がいつも日々演じている女の子の中のひとりでした。彼女の日々を演じる事になんの違和感もなく、名前も肩書きも、セリフも、書いてあるままに、できるだけ監督の意向に沿えるようにしました」と語る。宮崎監督は、「たった78分で自分の中のなにかが決定的に変わってしまう、そんな映画体験をお約束いたします」と、コメントを寄せた。

#ミトヤマネ」は、23年初秋に公開される。玉城と宮崎監督のコメント(全文)は、以下の通り。


玉城ティナ(山根ミト役)

ミトヤマネは透明なのにけばけばしくて無関心なのに執着にまみれていて、私がいつも日々演じている女の子の中のひとりでした。彼女の日々を演じる事になんの違和感もなく、名前も肩書きも、セリフも、書いてあるままに、できるだけ監督の意向に沿えるようにしました。スクリーンの中で彼女をできるだけ記号のまま表せていたら、今この映画を作る意味があったのかな、なんて思っています。 インターネットに顔を載せないように、なんてもうお母さんに言われません。私の分身はもうインターネットにちらばっています。彼女の考えてる事を何ひとつ理解できなくても演じられるであろう自分も少しこわいですが、ぜひ劇場で見ていただけると嬉しいです。


宮崎大祐監督

思えばわたしはいままでずっと境界を越える表現に魅了されてきました。故郷の街の中にあるアメリカとの国境を越える旅はやがてシンガポールとの国境を越え、大阪では自己と他者の境界を越えていきました。しかしここ数年、それよりもずっと早いペースで世界の境界は取り払われはじめました。では、さらに加速が進み、すべての境界が取り払われたあとの、その先にある消失点には一体何があるのだろう。そんな疑問から生まれたのがこの映画です。たった78分で自分の中のなにかが決定的に変わってしまう、そんな映画体験をお約束いたします。是非とも劇場で見て聞いてみてください。

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