天海祐希「緊急取調室」映画化は「夢みたい」 9年寄り添ったシリーズ“完結”に万感
2023年5月15日 18:17

俳優の天海祐希が5月15日、都内で行われた主演作「劇場版 緊急取調室 THE FINAL」の完成報告会見に出席した。
2014年から4シーズンにわたってテレビ朝日系列で放送されたドラマ「緊急取調室」のシリーズ完結編となる劇場版。9年間にわたり、主人公の取調官・真壁有希子を演じ「他の作品や役柄も大事だという前提はありますが、やはり、俳優として大きな意味を持つ作品」だと思い入れの強さを示し、「たくさんのすばらしい方々、愛してくださったファンの皆さんのおかげで(映画として)形になった。夢みたい」と万感の思いを語った。

可視化された特別取調室で厄介な被疑者と対峙する捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班=通称・キントリ」を舞台に、劇場版では、ある疑惑が浮上した現役の内閣総理大臣を相手に、事情聴取に乗り出す。
取調室がメインの舞台となった異色の刑事ドラマで、「(放送当初は)ずっと続いていく確信もなかったですし、皆さんに受け入れてもらえるか不安もあった」と振り返り、「みんなで『映画になったらすごいよね』と話してはいたが、まさか本当に映画になるなんて、不思議で幸せ。地味なおじさんばかりなのに、私も含めて(笑)」と本音も。

映画化をもって、シリーズが完結し「いい形で残すなら、今なんだろうなと。さみしくないと言えば嘘ですけど、私が寂しいと言ってしまうのはどうかなと……。一番いい『キントリ』を見てくださいと言いたいです」と誇らしく語った。


完成報告会見には天海をはじめ、共演する田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雄、でんでん、小日向文世、常廣丈太監督が出席。天海の座長ぶりについて「僕のほうが年上ですけど、頼れる先輩。今後も人生の岐路で、重大な決断をすときは、天海さんに相談する」(田中)、「圧倒的なボス。凛々しくて武士に見えた。きっと佐々木小次郎の生まれ変わり」(小日向)と絶賛の声が寄せられた。
「劇場版 緊急取調室 THE FINAL」は、6月16日から全国で公開。取り調べを受ける総理役で市川猿之助、事件のカギを握る森下役で佐々木蔵之介が出演している。

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