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「アベンジャーズ」監督、「2年後にはAIが映画を作っているかも」と発言

2023年5月5日 19:00

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ジョー・ルッソ
ジョー・ルッソ
Photo by Tristar Media/WireImage/Getty Image

ChatGPTをはじめとする生成系AIがさまざまな業種に影響を及ぼし始めているなかで、映画界も無縁ではないようだ。「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」や「アベンジャーズ エンドゲーム」などを弟のアンソニー・ルッソと手がけてきたジョー・ルッソは、2年後にはAIが映画を作るようになるかもしれないと米Colliderの取材で語っている。

ジョー・ルッソは複数のAI企業の役員を務めている。その経験からAI技術の活用に前向きな姿勢を見せており、「潜在的に(AIで)できるのは、ストーリーテリングをエンジニアリングし、ストーリーテリングを変えるために使うことだ」と語る。

彼が提案するAIの活用法は、映画やテレビ番組、ゲームなどのストーリーを常に変化させるものだ。たとえば視聴者が帰宅すると、動画配信でAIを利用。自分のアバターとマリリン・モンローのアバターが共演する映画を希望すれば、AIはその希望に応えてリアルタイムでストーリーをレンダリングする。視聴者の声を真似たセリフを用いて、まるで主役になったかのような90分のロマンティックコメディが完成するという。

このようなAI技術の進化は、視聴者が映画やドラマのストーリーを自分好みにカスタマイズできる未来を描いており、映画製作に革新的な変化をもたらす可能性がある。ただし、現時点では実現には至っていない。

ルッソ兄弟が制作総指揮を務める最新ドラマ「シタデル」は、Amazon Prime Videoで4月28日に世界配信される。

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