P.A.WORKS「お仕事シリーズ」最新作 早見沙織、小野賢章ら出演「駒田蒸留所へようこそ」11月劇場公開
2023年4月29日 10:00

ジャパニーズウイスキーの蒸留所を舞台にしたオリジナル劇場アニメ「駒田蒸留所へようこそ」が今年11月に公開されることが決定した。早見沙織、小野賢章、内田真礼、細谷佳正が出演する。超特報映像とティザービジュアルが公開されている。
P.A.WORKSによる同作は、「花咲くいろは」「SHIROBAKO」「サクラクエスト」「白い砂のアクアトープ」と続いてきた“働くこと”をテーマに日々奮闘する人々の姿を描く「お仕事シリーズ」の最新作。亡き父から実家の蒸留所を継いだ若き女性社長・駒田琉生(こまだ・るい)が、経営難の蒸留所の立て直しを志すなか、災害の影響で原酒を失い製造できなくなった幻のウイスキーと、バラバラになってしまった家族の絆の復活を目指す姿を描く。
琉生役で早見が主演を務め、やりたいことを見いだせずに職を転々としてきたニュースサイトの記者・高橋光太郎を小野が演じる。河端朋子役を内田、安元役を細谷が担当する。
P.A.WORKS制作の「有頂天家族」シリーズを手がけた吉原正行が監督、川面恒介がキャラクターデザイン・総作画監督を担当。脚本は「ソードアートオンライン」「〈物語〉」シリーズの中本宗応と木澤行人が務める。
超特報映像では、取材にやってきた高橋を、琉生が駒田蒸留所へと案内する様子をボイス付きで収録。ティザービジュアルには、倒壊したウイスキー貯蔵庫を建て直すために立ち上がる琉生の後ろ姿が描かれている。
また、同作が6月11~17日にフランス・アヌシーで開催される「アヌシー国際アニメーション映画祭」の「コントルシャン部門」に正式出品されることも決定した。同部門は、個性的・挑戦的な長編作品を対象としており、同作の選出理由として、ウイスキーの製造工程をドキュメンタリー的ともいえるアプローチで丹念に描いている点や、登場人物のていねいな描写などがあげられた。同部門には、19年に渡辺歩監督の「海獣の子供」、22年に 山村浩二監督の「幾多の北」が出品されている。
以下にキャスト、スタッフからのコメントを掲載する。
大好きなP.A.WORKSさんの新作映画に出演させていただけるということで、とてもうれしかったです。
琉生は、実家の蒸留所を継ぎ立て直しを図るのですが……いろんなことが起こる日々、そのなかで彼女なりに懸命に奮闘していきます。
仕事について、人との関わりについて、家族について、考えさせてくれる優しいお話です。
ぜひ、劇場でご覧ください。
高橋光太郎を演じさせていただきます、小野賢章です。
普段、何気なく口にしているお酒。
これはどんな人がどんな想いで作っているんだろう……。
ふと考えることはあるけれど、なかなか調べるところまではいきません。
この映画を通して、蒸留所の人たちの想いが届けばと思っています。
はじめて台本を読んだ時から、とてもワクワクしました。
ものづくりの面白さや、難しさがぎゅっと詰まった作品になっています。
そこに生きる人たちの人生を覗いてみると、表からは見えないものがたくさんあります。
ひとつのものができる過程で生まれるドラマを、ぜひ、体験していただきたいです。
公開を楽しみにしていてください!
(自分が)コレいいなと感じた役だったのもあって、アフレコは楽しかったです。
本作は、良い意味で派手さを抑えた物語になっていて、懐かしさも感じました。
今や世界に知られる日本の文化である「アニメ」という表現方法に乗って、この物語がさまざまな国の皆さんに届くことを期待しています。
自らの仕事の成果が出るのに何年もの時間を要し、次世代へと受け継がれていくウイスキー作りに取り組む琉生と、目標に向かって進む人をうらやましく思いつつ、やるべきことを見いだせない光太郎という、2人の主人公の“仕事への向き合い方”を通して、本当に好きなことを見つけるための、手がかりとなる作品になればと思っています。
映画のためにウイスキー関係者に話を聞いたところ、あまりに熱心に語ってくれたものだから、弩級(どきゅう)に下戸な私も飲み比べるようになりました。
私が惹かれたのはクラフト・ウイスキー造りに懸ける人々の熱量です。
映画スタッフの想いが熟成したクラフト・アニメーションの物語は、皆さまの心にじんわりと沁み込むことでしょう。
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