田中大貴監督「PARALLEL」単独公開決定 漫画家・奥浩哉氏が直筆応援イラスト
2023年4月26日 19:00
田中大貴監督の長編デビュー作「PARALLEL パラレル」が、テアトル新宿で7月21日から27日まで単独公開されることが決定した。
作品は、田中監督が製作・脚本・撮影・照明・編集・特殊造形・VFXを兼任し、“傷を抱えた少女”と“アニメの世界に行きたい殺人鬼”の恋愛模様を描いて賛否両論を巻き起こした異色のスプラッター×ラブストーリー。本作が長編映画初主演となる楢葉ももな、田中監督の前作「FILAMENT」に続いて芳村宗治郎が出演している。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021でグランプリ、第15回田辺・弁慶映画祭で映画.com賞を受賞。昨年9月16日から10月6日までテアトル新宿で開催された「田辺・弁慶映画祭セレクション2022」内で、他のセレクション作品とともに限定公開されると、リピーターが続出し、拡大公開を待望する声が高まっていた。
海外の数々の映画祭でも上映され、今年1月には「ジュネーブ・ブラック・ムービー・フェスティバル」オフィシャルセレクションにも正式出品。日本特有のポップカルチャー描写だけでなく、作品内で映し出される現代が孕む社会問題は、日本だけでなく海外からも共感の声があがり、世界からの注目度の高さも話題になっていた。
今回の単独公開決定にあわせて、「GANTZ」や「いぬやしき」の作者である漫画家・奥浩哉氏から「PARALLEL」応援イラストが寄せられ、本作の象徴でもある、コスプレ殺人鬼が渋谷のスクランブル交差点に降り立った姿が描かれている。また、「冒頭の虐待児童の目に変態殺人鬼がヒーローに映るくだりに心をつかまれた! 主演の芳村宗治郎さんと楢葉ももなさんも魅力的な美形だし、田中大貴監督のメジャー志向を感じて単に閉じたファンに向けた作品ではなく、今まで見たことない独自のエンタメを撮ってくれるんじゃないかとワクワクした! 監督の次作が楽しみでしょうがない!」とコメントも寄せている。
さらに、2017年に「FILAMENT」で第11回田辺・弁慶映画祭に入選した時の特別審査員だった深田晃司監督も「そういえば田中作品との出会いは以前も映画祭でした。田辺・弁慶映画祭で出会った前作『FILAMENT』は、その自主映画離れした技術力、通俗を恐れない胆力が異彩を放ち印象に残っていました。『PARALLEL』はその印象を裏切ることなく、さらに世界観を飛躍させ、圧倒的な熱量と娯楽性の高さゆえに問題作と呼びうる快作=怪作に仕上がっていて驚きました。賛否を呼ぶに違いない虚構性の高い物語についてはまずは見て各々が自由に判断をしてもらいたいと願いますが、ひとつ言えることは主演の楢葉ももなさんと芳村宗治郎さんがまさにハマり役で血みどろの世界に輝いていたということです」とコメント。映画評論家の氏家譲寿(ナマニク)氏は「純粋だけど、暴力とゴアで美しく歪んだ恋物語。止められない殺人衝動と自己破壊願望に心を激しく突き動かされ、感動すら覚えた。傑作だ」と評している。
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