ロバート・アルトマンの初期傑作「雨にぬれた舗道」「イメージズ」「ロング・グッドバイ」5月26日上映

2023年4月21日 12:00


劇場初公開作を含む3作品を紹介
劇場初公開作を含む3作品を紹介

5月26日から角川シネマ有楽町にてアメリカ映画界の巨匠ロバート・アルトマンの初期傑作3作品「雨にぬれた舗道」「イメージズ」「ロング・グッドバイ」が上映される。

アルトマン監督は、「M★A★S★H マッシュ」(70)で監督としての地位を確立して以降、「ナッシュビル」(75)、「ウェディング」(78)、「ザ・プレイヤー」(92)、「ショート・カッツ」(93)など、そのテーマのみならず、演出、撮影、音響、全てにおいて型破りな作品を半世紀にわたり発表。“アメリカン・インディーズの父”“ハリウッドの異端児”など様々な肩書を持つ。

世界三大映画祭の全てで最高賞を受賞しながらも、国家や固定観念を徹底的にコケにし、度重なる興行的失敗もあってハリウッドを追われ、何度も浮き沈みを経験。その挑発的なアティチュードや際立った個性に彩られた作品群はポール・トーマス・アンダーソン監督が「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(07)を彼に捧げているのをはじめ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥジム・ジャームッシュ、コーエン兄弟など、現代で活躍する映画監督たちに影響を与え、愛され続けている。

雨にぬれた舗道」(69)は、ホラー、スリラー、幻想的映画で、そして<女性映画3部作>ともうたわれる作品群の第1作。ブルジョワの婦人と見知らぬ青年の奇妙な関係を描いたサンディ・デニス主演の衝撃作で、DVD化はおろかVHS発売もされていない幻の作品だ。「イメージズ」(72)は、は主演スザンナ・ヨークが第25回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞するなど高い評価を得ているにも関わらず、今回が日本劇場初公開。<女性映画3部作>の第2作、幻視や幻聴に悩まされる女性の姿をエキセントリックな映像技術を駆使してとらえた。そして、今年全米公開50周年を迎え、本国でもフィルム上映されるなど盛り上がりを見せている名作「ロング・グッドバイ」(73)という魅力的な3作品をスクリーンで楽しめる。

5月26日から角川シネマ有楽町ほか、全国順次ロードショー。

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