「96時間」から15年 リーアム・ニーソン、新作で記憶障害の殺し屋役
2023年4月19日 18:00

「007 ゴールデンアイ」「007 カジノ・ロワイヤル」を手がけたマーティン・キャンベル監督作「MEMORY メモリー」の本編映像の一部が披露された。主演を務めるのは、「96時間」から15年が経ち、70歳を迎えたリーアム・ニーソン。アルツハイマーで記憶を失っていく殺し屋を演じている。
完璧な殺し屋として、裏社会でその名を馳せてきたアレックス(ニーソン)。しかし、アルツハイマーを発症し任務の詳細を覚えられなくなってしまったため、引退を決意する。最後の仕事の依頼を受けるために、ホテルに向かったアレックスだったが、ロビーで呼ばれても自分の偽名を覚えておらずぼんやりとした様子。案内された部屋で椅子に腰をかけ袖をまくると、腕には“デヴィッド・マーシャル”“メトロ・ホテル”とびっちりメモ書きが。重要なことは忘れないように腕にメモを取ることにしているのだった。

身近にアルツハイマーに苦しむ友人を持つというニーソンは、「私は彼に対して敬意を払うつもりで彼の行いをいくつか取り入れ、正しく伝えようと思いました。オーバーに演じることは簡単ですがそれでは苦しんでいる患者にとっては侮辱になってしまいます。私もマーティン・キャンベル監督もそこには気を使いました」と真摯に役柄に向き合ったことを語る。
キャンベル監督は「私はリーアムなら絶対に、アルツハイマー病が引き起こす展開を、とても心に響くものにすると思っていました」と称賛する。
本作で共演に名を連ねるのはガイ・ピアース。約20年前には「メメント」で記憶障害の男レナードを演じたピアースが、本作では記憶障害の殺し屋を追うFBI捜査官役を演じているが、どこか「メメント」を彷彿とさせる演出の本編映像となっている。
「MEMORY メモリー」は、5月12日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国ロードショー。
(C)2021, BBP Memory, LLC. All rights reserved.
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