任天堂・宮本茂、マリオは「やっと人間になった」 映画「スーパーマリオブラザーズ」に手応え
2023年4月18日 18:34
「スーパーマリオブラザーズ」の世界をベースにした長編アニメーション映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のジャパンプレミアが4月18日、都内で行われ、製作を務めた任天堂株式会社 代表取締役フェローの宮本茂氏、イルミネーション最高経営責任者のクリス・メレダンドリ氏らが登壇。北米で大ヒット中の本作の裏話を語った。
イルミネーションと任天堂が共同で制作する本作は、「ティーン・タイタンズGO! トゥ・ザ・ムービー」でタッグを組んだアーロン・ホーバスとマイケル・ジェレニックが監督、「レゴ(R) ムービー2」「ミニオンズ フィーバー」のマシュー・フォーゲルが脚本に起用され、監督らはプレミア会場にも姿を現した。北米を含む一部の国と地域では4月5日から公開され、公開5日間の世界累計興収は3億7700万ドルを記録。現在は累計6億9296万8890ドルに達している。
この日はアンバサダーを務める西野七瀬、マリオファン代表として「よゐこ」の濱口優、有野晋哉も登壇した。
2014年に出会ったという宮本氏とメレダンドリ氏。ゲームと映画の作り方への思いが似ていたことから意気投合したそうで、映画作りが動き出したという。大ヒットを受けて、宮本氏は「僕にとってはアニメーションデビュー。こんな派手にやらせていただいていいのかという思いもありますが、クリスさんのおかげです」と感謝する。
本作の完成度について、宮本氏は「大きなスクリーンにマリオが出てきてどうなるのか心配していました。40年ほど前に8ビットで描いていた漫画のような平面が、ニンテンドー64で3Dになってだいぶ進化したけれど、まだパペットのような感じだった。今回やっと人間になったという手ごたえを感じてます」と自信をにじませる。
また、西野からどういう話をしながら映画を作っていったのか聞かれると「僕らは真面目なので」と前置きしたうえで、「ゲームを大好きな人を裏切らない、ゲームを知らない人が見ても面白いようにと。どうしようかいろいろ練って、結論はリビングで(ゲームをした)家族みんなが楽しい時間を過ごしたように、劇場に来てみんなが楽しい時間を過ごせるものを作ろうとなった。仕上がってみたらゲームに沿っているんです」と胸を張る。
さらに、「マリオを大好きな人たちが見て、これは俺の知っているマリオだって言ってもらうこと。スクリーン上でちゃんと人として動いているか感じてもらう」とこだわりを明かし、メレダンドリ氏も「ほとんどすべての要素について話し合いました。デザイン、アニメーション、音楽やストーリーなど、ほとんどすべての要素について話し合いました」と振り返った。
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は4月28日から全国公開。日本語版では宮野真守がマリオの声優を務めている。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作だった…!
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー