話題の国産サメ映画「妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク」お披露目 平野宏周、西銘駿ら特撮出身若手キャストが大盛り上がり
2023年3月29日 13:00
忍者対鮫の究極バトルを描く「妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク」の完成披露上映会が3月28日、池袋シネマ・ロサで開催され、主演の平野宏周と西銘駿のほか、長野じゅりあ、宮原華音、中村優一、坂本浩一監督が登壇した。
江戸時代、人里離れた沖津村では邪教集団・紅魔衆の首領・みずち鮫士郎が、不老不死の力を得る為に忍術を使い鮫を操り、村で採れる真珠を強制的に村人から巻き上げていた。この状況に業を煮やした村長は、村外れの寺にいる用心棒の潮崎小太郎に会いに行く。報酬とともにその仕事を一旦引き受ける小太郎だが、小太郎の行く手に現れたのは菊魔と名乗る女忍者。鮫士郎に戦いを挑む小太郎の前に現れたのは、この世の物とは思えない巨大な鮫だった。
小太郎を演じる平野は、坂本監督からオファーを受け「WBCやワールドカップの次はサメ映画!」とハイテンションで本作の盛り上がりを予告。小太郎と共に戦う信助を演じる西銘は「『ニンジャVSシャーク』というタイトルなので、どっちを演じるのかな? と楽しみにしていましたが、漁師役でした(笑)」とトーク序盤から笑いを取って会場を盛り上げる。
サメ映画かつ剣殺陣劇でR15+指定の本作は、多くの流血シーンも見どころのひとつ。「通常は『これはやめてください』とか言われ(規制され)ますが、今回、『どんどんやってください、血出してください』といつもとは逆パターンだった」と振り切った演出を行った坂本監督。これまで数多くの特撮ヒーローものを手掛けており、アクションシーンにも定評ある監督のもとに「ウルトラマンZ」の平野、「仮面ライダーゴースト」の西銘、「仮面ライダー電王」の中村ら特撮出身の若手俳優陣が集結した。
平野は「殺陣は自信がなかったのですが、坂本監督のおかげで出来上がった映像がめっちゃカッコよかった。小太郎は強いから全然血を出してないんです。ウルトラマンはやられることが多かったので。基本強くてうれしかった。駅から家に帰る時、『俺強い』って胸張って帰ってました」と新境地を喜ぶ。
楽屋でもキャスト同士、ライダー、ウルトラマンなどの特撮の現場での話で交流を深めたそう。西銘は「お互いクラスは違うけど、同じ中学校出身みたいな感じがあった」と共通点を語る。中村も「違う作品でもみんな同じ道を通ってきたので」と同意し、「西銘君とは撮影後一緒にお風呂に入って、血のりが落ちたか確認し合った。西銘君は血のりのシーンが多くて、いつもお風呂に入ってから家に帰るのに、毎回パンツの替えを持ってこない。だから毎日家までノーパンで帰っていた」と暴露し会場を盛り上げた。
ヒロインの沙代を演じ、空手やプロレスなど肉体派女優として知られる長野は「人見知りだし、ズドーンと落ちる役だから黙っていようと思っていたけど、平野さんと西銘君が盛り上げてくれたので、和気あいあいとした現場だった」。女忍者の菊魔に扮した宮原は「一番悪い役?をやらせていただいた。アクション好きだったので楽しかった。みなさんが本気でやってくれたので助かりました」とそれぞれ撮影を振り返った。
4月14日からヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿シネマカリテほか全国公開。
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