盗んだバイクで疾走&超絶アクロバット! 男性集団の中で闘うバイカー女性描く「Rodeo ロデオ」特報&ポスター
2023年3月24日 08:00

2022年カンヌ国際映画祭ある視点部門クー・ド・クール・デュ・ジュリー賞受賞作で、ヘルメットを装着せずに、アクロバティックな技を操るバイカー女性を描くローラ・キボロン監督の長編デビュー作「Rodeo ロデオ」の日本版ポスター、特報、新たな場面写真が公開された。
ジュリア・デュクルノーの「TITANE チタン」、ポール・ウォーカーの「ワイルド・スピード」、セリーヌ・シアマの「ガールフッド」(日本未公開)の3本を足したほどの生々しいパワー(※ケイト・アーブランド記者 /英・IndieWireより)と評された本作は、自らノンバイナリーを公言するキボロン監督が、アンドロセントリズム(男性中心主義)のコミュニテイの中に放たれたアウトロー・ヒロインが、自分の居場所を見出していく様を鮮烈に活写。主演は、実際にバイカー・インストグラマーとして活動していた、演技経験のないジュリー・ルドリューが、圧巻の存在感、新人とは思えない演技を見せる。また、脇を固めるバイカーたちも、ほぼ全員がクロスビトゥームと称するアクロバティックな技を駆使する本物の暴走族のメンバーたちで、半端ないリアリティをスクリーンに焼き付ける。

バイクにまたがる為にこの世に生を受けたジュリア。短気で独立心の強い彼女は、ある夏の日、“クロスビトゥーム”というヘルメットを装着せずに、アクロバティックな技を操りながら公道を全速力で疾走するバイカーたちに出会う。ある事件をきっかけに、彼らが組織する秘密結社の一員となった彼女は、超男性的な集団の中で自分の存在を証明しようと努力するが、次第にエスカレートする彼らの要求に直面し、コミュニティでの自分の居場所に疑問を持ち始める。一発触発、ヒリヒリと火傷しそうなジュリアと男たちとのハードな闘いを描く。
特報映像は映画本編の熱量を観客に“伝染”させるというコンセプトのもとに、編集されたもの。男たちの秘密結社に単身乗り込んだヒロインが、彼らの反発をかいながらも自分の地位を確立していく様子、そして、息をのむアクロバティックシーンをポストレゲトンのビートに乗せたクールな演出で見せている。
6月2日からヒューマントラストシネマ渋谷、K'sシネマ、アップリンク吉祥寺ほかで公開。
(C) CG CINEMA
フォトギャラリー
関連ニュース




【第78回カンヌ国際映画祭】オフィシャル・セレクション発表、早川千絵監督作など日本映画3本 応募作は過去最高の2909本、現代社会の暴力、愛、寛容など描く作品目立つ
2025年4月10日 23:00


映画.com注目特集をチェック

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これめちゃくちゃ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

てっぺんの向こうにあなたがいる
【ベスト“吉永小百合主演映画”の話をしよう】独断で選んだTOP5を発表! あなたの推しは何位!?
提供:キノフィルムズ

スパイによる究極のスパイ狩り
【前代未聞の心理戦】辛口批評サイト96%高評価、目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

なんだこのかっこいい映画は…!
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント