ガールフッド

2014年製作/114分/フランス
原題:Bande de filles
スタッフ・キャスト
- 監督
- セリーヌ・シアマ
- 製作
- ベネディクト・クーブルール
- 脚本
- セリーヌ・シアマ
- 撮影
- クリステル・フォルニエ
- 美術
- トマ・グレーゾ
- 編集
- ジュリアン・ラシュレー
- 音楽
- ジャン=バティスト・デ・ラウビエ
2014年製作/114分/フランス
原題:Bande de filles
盗んだバイクで疾走&超絶アクロバット! 男性集団の中で闘うバイカー女性描く「Rodeo ロデオ」特報&ポスター
2023年3月24日女性バイカーの疾走と男性集団での闘い描く “カンヌ審査員の心を射抜いた”鮮烈な映画「Rodeo ロデオ」6月2日公開
2023年2月24日男性同性愛が禁じられた時代のドイツで「愛する自由」を求めた男の闘い 「大いなる自由」新オープンBunkamuraル・シネマで公開
2023年2月9日「フランス映画を作った女性監督たち」国立映画アーカイブで3月15日から開催
2022年3月6日どこにも行き場のない主人公。
あっちはどうだ?こっちはどうだ?と彷徨うけど
どこにもハマれない姿に共感してしまった。
ヤングケアラーに貧困に人種差別とゆう問題が背景にあるが、思春期や人生においての普遍的な悩みとして誰もが持ち得る気持ちを描いている様に感じた。
セリーヌ・シアマ監督らしい建物や部屋を利用した画面作りが美しく、意図的に画面に映り込む人間を絞った演出によって、映画を観ている自分自身の人種やルッキズム、性的な思い込みを否応なく自覚させられる映画でもあると思った。
居場所がない気持ちに共感しつつも、人生の行き詰まりどうしようもなさに悲しくなってしまうが
希望を感じるラストのマリエムの選択で、爽やかを感じるエンディングなのが良い。
それが良いか悪いかの結論は出していないが、同調圧力の違和感を語っている。
先日、旧国営放送(職場のテレビで見た)で、日本人は世界一孤独感を感じている民族と言っていた。さて、この映画では孤独な少女が自立する姿を描いている。しかし、この程度の事なら、日本人だったら理解できるのが当たり前で、昔から『朱に染めれれば赤くなる』と言って、友達付き合いは慎重にと言われてきた過去がある。我が親父も『悪い友達とは付き合うな』と言っていた。つまり、日本人は昔から友達のためにカツアゲすることが良くない事くらい分かっていたのだ。つまり、孤独感を理解して耐える事の出来る能力を伝統的に持っているのではないかと私は考える。
だから、その反動で孤独を感じると、答えを帰しているのだと思う。
私の考えは極論かもしれないが、少なくとも友達のためにカツアゲすることが.良くない事は確かだ。つまり、キズナとか言いながら、家族、仲間、社会を束ねようとする力を、道徳にまで及んで行使しようとする。しかし、日本人はナショナリズムも含めて、世界一自分勝手な民族なのだろうと思う。だから、外国人いわく『日本人って何考えているのか分からない』って。少なくとも、孤独が害毒と解釈する事には疑問を持つ。
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