カンヌが拒絶した問題作 独裁者たちの嘲笑と陶酔の晩餐をとらえた予告編
2023年3月23日 14:00

ロシアの鬼才アレクサンドル・ソクーロフ(「太陽(2005)」)の最新作「独裁者たちのとき」の予告編がお披露目。映像には、ダンテの「神曲」を彷ふつとさせる冥界を舞台に、過去のアーカイブ映像から独特なデジタルテクノロジーで作り上げた、ヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニという20世紀の独裁者たちの姿が切り取られている。

本作が完成したのは、ロシアによるウクライナ侵攻の年。物議を醸し、上映を予定していた第75回カンヌ国際映画祭でのお披露目は中止に。その後、第75回ロカルノ国際映画祭のコンペ部門に出品され、第35回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門では、「フェアリーテイル」のタイトルで上映された。20世紀の独裁者たちが、時には滑稽に、時には暴力的に、そしてシュールに我々の生きる現代を貫き、未来を予言する……という衝撃的な内容。独裁者たちのセリフの全てが、過去の手記や実際の発言からの引用で、生み出されている。


予告編では、深い霞に覆われた色のない廃墟のなかで、ヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニら第二次世界大戦時に世界を牛耳っていた独裁者たちが蠢いている。煉獄の晩餐が始まると、互いの悪行を嘲笑、揶揄し、己の陶酔に浸る。地獄のような場所で、天国へと続く扉が開くのを待っている4人。「神など存在しないのに、なぜ我々はここに?」「見ろ、民衆が待っている。我らを愛する民衆が」など、恐ろしい会話を交わすさまが映し出されている。
「独裁者たちのとき」は、4月22日から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開。
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