東映代表取締役社長に吉村文雄氏
2023年3月14日 15:30
東映の取締役会が3月14日に開催され、代表取締役の異動(社長交代)が発表され、代表取締役社長を吉村文雄氏(よしむら・ふみお/現職:常務取締役)が務めることがわかった。
2月14日、東映代表取締役社長の手塚治(てづか・おさむ)氏(享年62)が死去。それを受け、同代表代表取締役会長の多田憲之氏(ただ・のりゆき)が社長を兼任していた。今回の異動に伴い、多田氏は代表取締役会長となる。吉村氏、多田氏の異動予定日は4月1日。
吉村氏は、1965年生まれ、58歳。鹿児島県出身。88年4月に東映に入社。16年6月にコンテンツ事業部長、18年6月に同社執行役員に就任。20年6月に取締役に就任し、ビデオ営業部門を担当。21年4月からは、コンテンツ事業部門担当兼コンテンツ企画営業部長となり、21年6月に常務取締役に就任(現任)、22年7月に映像本部副本部長(現任)となった。
東映が発表した異動の理由は、以下の通り。
「当社グループは中長期ビジョンとして『TOEI NEW WAVE 2023』を先月14日に発表いたしました。中長期ビジョンの一層の推進を図るため、前社長の急逝により1名となっていた代表取締役を2名とし、当社グループを取り巻く経営環境に迅速に対処するとともに、引き続き企業価値の維持・向上を目指してまいります」