【第95回アカデミー賞】「ザ・ホエール」ブレンダン・フレイザーが主演男優賞を初受賞 「ハムナプトラ」俳優が奇跡の復活
2023年3月13日 12:22

第95回アカデミー賞の授賞式が3月12日(現地時間)、米ハリウッドのドルビーシアターで行われ、「ザ・ホエール」(4月7日公開)のブレンダン・フレイザーが主演男優賞を初受賞した。「ハムナプトラ」シリーズの主演などで知られ、ハリウッドの表舞台からは長らく遠ざかっていたフレイザーだが、“復活”を改めて印象づけることとなった。
本作は、「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督がメガホンをとった人間ドラマ。劇作家サム・D・ハンターによる舞台劇を原作に、死期の迫った肥満症のチャーリー(フレイザー)が、娘との絆を取り戻そうとする姿を描く。272キロのチャーリーに扮したフレイザーの衝撃的なビジュアルは、毎日4時間の特殊メイクと、5人がかりで着脱しなければならないほど重いファットスーツで作り上げた。
フレイザーは米インディアナポリス出身。シアトルの芸術大学を卒業後の1991年、「恋のドッグファイト」の端役で映画デビューし、ディズニーアニメの実写版リメイク「ジャングル・ジョージ」(97)のタイトルロールでブレイクを果たす。翌年のアドベンチャー大作「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」(98)は大ヒットを収め、続編にも主演した。その後、プライベートでの不幸が重なり、キャリアは低迷してたが、本作の演技が評価され再ブレイク。数々の映画賞で主演男優賞を受賞し、涙ながらにスピーチする人柄も親しまれている。
壇上に上がったフレイザーは、目を赤くさせながら「信じられません」と驚きの表情。スタジオのA24やダーレン・アロノフスキー監督、脚本のサム・D・ハンター、同部門の候補者らに「皆さんのおかげです。“ホエール”のような大きな心を持っています」と感謝。
「30年前にこの仕事を始め、物事は簡単には進まず、受け入れがたい事態にも陥りました。だから、このように認められたことに、ただただ感謝しています。まるで私は潜水調査をしているようで、水面まで続く気泡のつらなりを、私の人生の一部である、まるで息子のような人たちが見守り続けてくれました」と話してから、家族らの名前を呼び、最後まで「感謝しています」と謝意を述べていた。
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