本秀康&西村ツチカ&羽鳥好美が描き下ろし! 「エブエブ」大島依提亜デザインポスター披露
2023年3月2日 12:00

第95回アカデミー賞に最多ノミネーションを果たした「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(略称:エブエブ)の日本オリジナルとなる“マルチバース”オルタナティブポスター(3種)が、このほど披露された。本秀康氏、西村ツチカ氏、羽鳥好美氏といった人気クリエイターによる描き下ろし作品を、数々の映画宣材ビジュアルを手掛けるグラフィックデザイナー・大島依提亜氏がデザインしている。
「A24」史上最大のヒットを記録した本作は、ミシェル・ヨーが主演を務め、「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」「グーニーズ」で当時一世を風びし、今作で20年ぶりのハリウッド復帰を果たしたキー・ホイ・クァンが共演。第80回ゴールデン・グローブ賞では、最優秀主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)と最優秀助演男優賞を獲得。第95回アカデミー賞では、作品賞を含む10部門11ノミネートとなっている。
破産寸前のコインランドリーを経営する中国系アメリカ人のエブリン(ミシェル・ヨー)。国税庁の監査官(ジェイミー・リー・カーティス)に厳しい追及を受ける彼女は、突然、気の弱い夫・ウェイモンド(キー・ホイ・クァン)といくつもの並行世界(マルチバース)にトリップ。「全宇宙に悪が蔓延っている。止められるのは君しかいない」と告げられ、悪と戦うべく立ち上がる。
イラストレーターで漫画家の本氏は、エヴリンが劇中でバースジャンプ(平行世界にいる別の自分にアクセス)して変身する“カンフーの達人”をメインに、“歌手”、“シェフ”、“看板回しのパフォーマー”と変幻自在に能力を駆使する姿を油絵で表現。周辺にあしらわれる印象的なキーアイテムの数々は、本編を見たあとニヤリとさせられるはずだ。

漫画家の西村氏は、ウェイモンドにフィーチャーしたイラスト。普段の平凡で気弱なウェイモンドと打って変わり、ウェストポーチファイトを行う武道家、エヴリンを救世主としてマルチバースの世界へと導く人物 “アルファ・ウェイモンド“とさまざまに人格を変える……もうひとりの主人公ともいえるマルチバース上のさまざまな顔のウェイモンドを、西村氏らしい摩訶不思議な空間デザインで描いている。

イラストレーター・羽鳥氏は、人類の突然変異で指がソーセージのように変容した“ソーセージ・フィンガー”の世界に生きるエヴリンと、ジェイミー・リー・カーティス演じるディアドラとの切ない愛の一幕を描いた。ピンク色の世界のなかで、ふたりがどこか物悲しくも温かく寄り添い合う様子をドリーミーなタッチで仕上げている。
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」は、3月3日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。同ポスターは「六本木 蔦屋書店」にて限定期間展示予定(詳しくは公式Twitter、公式HPで決定し次第発表)。
本氏、西村氏、羽鳥氏、クリエイティブディレクションを務めた大島氏のコメントは以下の通り。
色々な世界を行き来するエヴリンよろしく、本秀康さん、西村ツチカさん、羽鳥好美さんという心強い“バース・ジャンパー”たちを迎えて、ポスターもマルチバース展開してみました。
厳しい修行の行程をすっ飛ばして、いきなりカンフーの達人に!こんな手があったとは!最高です!!
主人公エヴリンだけでなくその夫ウェイモンドにもいくつもの人生の物語があったと思うと、彼の親しみあふれる表情や仕草のひとつひとつに可能世界を感じられるようになり、ますます引き込まれました。彼を中心にしてグワーッと描きました!
一見コミカルでありながらどこか切ない浅い夢の中のようなバースには、アンニュイで緩やかな時間の流れを感じます。淡い光とコーラルピンクに彩られた御揃いで過ごす二人の場所を、白にふっと色が溶け込むかのようなタッチで描きました。
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