ヒュー・ジャックマンが「レ・ミゼラブル」以降初めて出演を熱望した映画 監督にメールで直訴
2023年3月2日 11:00

「ファーザー」のフロリアン・ゼレール監督の最新作で、ヒュー・ジャックマンが主演と製作総指揮を務めた「The Son 息子」の新場面写真が披露された。
(C)THE SON FILMS LIMITED AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.ゼレール監督の長編第2作となる本作は、親と子の心の距離を描くヒューマンドラマ。自身の戯曲「Le Fils 息子」を原作とした「ファーザー」に続く家族3部作の第2部となっている。「ファーザー」で2度目のアカデミー賞に輝いたアンソニー・ホプキンス、「マリッジ・ストーリー」でオスカーに輝いたローラ・ダーンも出演している。
優秀な弁護士のピーター(ジャックマン)は、新たな家族と幸せな日々を送っていた。そんな時に、前妻と暮らしていた17歳の息子ニコラス(ゼン・マクグラス)が、ピーターのもとに引っ越したいと訴える。ニコラスは心に病を抱え、絶望の淵にいたのだ。ピーターは息子を受け入れ生活を始める。
(C)THE SON FILMS LIMITED AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.もともと、「ファーザー」の大ファンだったというジャックマンは、ある日、エージェントから送られてきた本作の原作戯曲を読んで、すぐに電話でエージェントに出演したい旨を伝えたという。
ジャックマンはインタビューにおいて、「今までにあまりなかった経験だ。これまでのキャリアのなかで積極的に追いかけた作品は『レ・ミゼラブル』だけだった」と語っており、本作に対して並々ならぬ思いがあったようだ。
その後、出演したいという衝動が抑えられなかったジャックマンは、監督と面識がなかったにも関わらず、次のようなメールを直接送ったという。
「私はあなたが他の俳優も探していると聞きました。私はダンスに割り込むような人間ではありません。もし、他の誰かと踊っているのであれば、それは素晴らしいことですし、幸運を祈ります。ですが、もしチャンスがあるのであれば……。興味があるだけでなく、参加したいと思っているし、本気でこの役を演じたい」
(C)THE SON FILMS LIMITED AND CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2022 ALL RIGHTS RESERVED.こうした経緯で主役を務めることになり、さらに製作総指揮としても本作に関わることになった。
ジャックマンといえば、最近「デッドプール3」に向けて、ウルヴァリンの筋骨隆々の肉体を作るために、半年かけてトレーニングを行なっていることが話題になっている。本作でも役作りのために多くの時間を撮影前のリサーチにかけたそうで、兄弟がニューヨークで弁護士として働いている縁もあり、実際にニューヨークの弁護士事務所で多くの時間を過ごした。「とにかくたくさんリサーチをした。僕の仕事の重要な部分だね。毎回新しい役を演じるたびに、新しい現実の世界へと入っていくんだ」と語っている。
「The Son 息子」は、3月17日からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開
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