今「タイタニック」を作るとしたらどうする? 巨匠ジェームズ・キャメロン監督の答えは
2023年2月18日 09:00

「タイタニック」の劇場公開25周年を記念した「タイタニック ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター」。2月10日から2週間限定で劇場公開され、1日の上映回数も限られているなか、週末動員ランキングで5位に入る好スタートを記録している。
本作は、1912年に実際に起きたタイタニック号沈没事故をベースに、新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と上流階級の娘ローズ(ケイト・ウィンスレット)の身分違いの愛とその行く末を描く。

アカデミー賞作品賞を含む歴代最多タイとなる11部門受賞という偉業を成し遂げ、公開から約25年が経った現在でも日本の洋画歴代興行収入1位(262億円※興行通信社より)を守り続けているなど、日本でも多くの支持を集めており、劇場で鑑賞を終えた観客からは、「何度観ても感動する」「大人になって見ると感じ方が違って新鮮だった」と、称賛の声が数多く上がっている。
巨大な船のセットを組み上げ、リアルさを追及した映像が大きな魅力となっている作品だが、製作費は当時の映画界で最高の2億ドルに到達するなど、大規模な撮影を敢行したことでも話題となった。
そんな作品の仕掛け人である監督・製作・脚本・編集を手掛けた巨匠ジェームズ・キャメロンは、「今、この映画を作るとしたら?」という質問に次のように答えている。
「フィルムメーカーとしての直感、美的感覚といったものは、ほとんど変わっていません。もし今映画を作ったとしても、私はタイタニックというテーマに興味を持っていたでしょうし、ラブストーリーにしたいと思ったでしょう。そして、感情的な話にしたいとも思ったでしょう」

25年経った今でも、過去の「タイタニック」と同様のものを撮ったというが、「しかし、テクニック面では、今とあの頃とでは全然違います。今やるとしたらもっとCGを使って、実際のセットはもっと少なく作るでしょう。やり方を知っているので、群衆もCGで作るはずです。そうやっても本当に撮影したのと違いがわからないほど技術は進歩していますから。つまり、テクニック的な部分でのアプローチに関しては、おそらく全然違うということ。でも、出来上がる作品はまるで同じになると思います。もしこの脚本があったとして、製作実現に25年かかったと仮定します。それで今、ようやくゴーサインが出たとしたら、私は同じ脚本のまま撮影します。映像の演出なども、同じように見えるようにします。でも、750フィートあるセットに照明を立てて、大量のコードをくっつけるというようなことはしませんよ」と自身の考えを語っている。
「タイタニック ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター」は、2月23日まで劇場公開中。
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