坂口健太郎主演「サイド バイ サイド 隣にいる人」予告&ポスター 主題歌はクボタカイの「隣」
2023年2月9日 07:00
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坂口健太郎が主演を務める映画「サイド バイ サイド 隣にいる人」の予告編とポスターがお披露目。さらに主題歌は、シンガーソングライターのクボタカイによる「隣」に決定した。あわせて、メガホンをとる伊藤ちひろ監督が「ひとりぼっちじゃない」(3月10日公開)でもタッグを組む「King Gnu」の井口理ら新キャストも発表された。
「サイド バイ サイド=隣同士で/一緒に」という題名を冠した本作は、リアルとファンタジーが混在する「マジックリアリズム」が息づく物語。坂口が、不思議な力を持ち、傷ついた人を癒す青年・未山を演じる。齋藤飛鳥が、過去のある事件がきっかけで、未山の前から姿を消していた元恋人・莉子、市川実日子が未山と生活をともにする看護師の恋人・詩織、浅香航大が高校時代の後輩で、ミュージシャンとして活動する草鹿、磯村アメリが詩織の娘・美々に扮した。また新たに、茅島成美、不破万作、津田寛治、井口の出演も発表された。
「世界の中心で、愛をさけぶ」をはじめ、行定勲監督と数々の作品を作り出してきた伊藤がオリジナル脚本を書き下ろし、監督も務めている。美術・装飾スタッフ出身である伊藤監督の感性が光る、詩的な映像世界が描かれる。なお行定監督は、「ひとりぼっちじゃない」に続き、企画・プロデュースとして参加した。
予告編では、詩織と美々と暮らす未山が、そこに存在しない“誰かの想い”が見える不思議な力で周囲の人々を癒し、穏やかに暮らしているさまが映し出される。しかし、「これ、あんたがほったからしにしてきた過去だよね」という草鹿の不穏な言葉で、映像の雰囲気が一変。草鹿が「保管しといてやったんだ」という言葉に続き、未山はかつての恋人・莉子と再会し、彼の知られざる過去と秘密が少しずつ明かされていく。虚ろな表情の莉子が発する「あの場所に来ないことを未山くんが選択してたら、私に出会わずに済んだのに……」と、詩織の「あなたは、誰?」というセリフが、意味深に響いている。
映像のなかで物語に寄り添うのは、さまざまなジャンルを幅広く取り入れた音楽性で注目を集めるクボタカイによる楽曲「隣」。本作のために書き下ろされたエモーショナルな音楽が、作品の切ない余韻を際立たせる。劇中音楽は藤井風、iri、SIRUPらのプロデュースを務め、映画音楽にも携わってきたYaffleが担当している。
ポスターには、“隣にいる人”にしか見ることのできない未山の横顔を活写。どこかはかない表情と、「本当のきみを、誰も知らない」というコピーが印象的な仕上がりとなっている。
「サイド バイ サイド 隣にいる人」は、4月14日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。クボタカイ、伊藤監督の主題歌に寄せたコメントは、以下の通り。
坂口健太郎さん演じる未山の心情を抜き出したような歌詞ということで、書いている間だけは未山が憑依しているような、不思議な制作体験でした。身体中を覆い尽くす得体の知れない感情に名前が付くような、内省的な恋の歌が出来ました。同じ「隣」を聞いても、未山、莉子、草鹿それぞれの視点で聞くと全く違う視点で受け取れるのが面白い所です。映画本編も、生活の中の静けさや、それぞれの暮らしの事情が印象的で、見る側に余白を与える素晴らしい映画だと思います。荒々しく静かな本曲「隣」を、映画と併せてお楽しみください。
クボタカイさんの持つ若さは輝いていて、エネルギーが指の先まで漲っているのを感じました。「隣」の制作においては、主人公の未山が高校時代に恋人へ送った手紙をクボタさんに読んでもらい、その手紙から感じとれるものでリリックを紡ぎ出して欲しいとお願いしました。はじめてデモを聞いたときに湧き上がってきた感動は、それから何度もこの曲を耳にしてきた今となってもまったく褪せることがなく、わたしの心を動かし続けてくれています。彼から繰り出される言葉は美しく強く、奥底には毒を持ったトゲがある。彼の知性とセンスがこの作品の強度を高めてくれたこと、とてもうれしく思っています。
(C)2023「サイド バイ サイド」製作委員会
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