木村拓哉、満面の笑み「皆さんの声が聞けて嬉しい」 主演作「レジェンド&バタフライ」は公開9日間で興収10億突破
2023年2月5日 20:45
木村拓哉が2月5日、新宿バルト9で行われた映画「レジェンド&バタフライ」大ヒット御礼舞台挨拶に伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督とともに登壇。木村は、新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインが変わり、マスク着用時には歓声を上げることができるようになった客席に「直接皆さんの声が聞けて嬉しいです」と笑顔を見せていた。
本作は、「コンフィデンスマンJP」シリーズやNHK大河ドラマ「どうする家康」などの脚本を務める古沢良太と、映画「るろうに剣心」シリーズなどの大友監督がタッグを組んだオリジナル時代劇。木村演じる織田信長が、隣国・美濃の斎藤道三の娘・濃姫(綾瀬はるか)との政略結婚から始まった知られざる30年間の二人の関係を描く。
1月27日に全国公開された本作は、オープニング興収で約5億円という好スタートを切ると、2月4日までの9日間で動員80万人、興収10億円を突破。木村は、「ものすごくたくさんの方々から『観たよ』という報告を受けています。現在撮影中のドラマの現場でも『映画を観ました』という言葉を多くのキャストからもらっています」と反響の大きさを述べると、客席を通って登壇するサプライズ演出で大きな歓声を受けたことに「直接皆さんの声が聞けて嬉しいです」と満面の笑みを浮かべる。
また木村は、毎回イベントで作品への熱い思いが空回りしてしまい「トークの着地点を失っているぞ」と指摘されていた伊藤に対して「今日はお客さんが声を出してくれるので、英(ヒデ)が迷っても、みんなの声でフォローしてもらえるな」と述べると、伊藤も笑顔で「ありがたいですね」とうなずく場面も。
公開後、SNSにも熱いコメントが寄せられている本作。世代を問わず作品のメッセージが伝わっていることに、木村は「この作品を大切な方と観てくださるというのは、自分にとってはこの上ないこと」と感無量な表情を浮かべると「映画の向き合い方は人それぞれですが、劇場の客席でスクリーンに対峙していただき、2時間48分という時間を分けてくださりありがとうございます」と感謝を述べる。
そんな木村を間近で見ていた中谷は「天下統一のために多くの人命を犠牲にしなければならなかった信長の孤独と、大スターを演じている木村さんの孤独が重なって見えた」と述べると「この孤独は私たち普通の人間では理解できないもの。険しい道を進んでいらっしゃる」と木村を慮る。すると伊藤が「ありがとう」とぼけるシーンに、木村は「今日は饒舌だな。客席が声を出せる状況になると、甘えるんだよな」と言いつつ「もっと甘えさせてあげてください」と会場に優しい言葉を投げかけていた。