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豊川悦司、令和版・藤枝梅安は「知恵を練りに練った新しいアプローチ」と自信

2023年2月3日 20:00

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舞台挨拶に立った豊川悦司、片岡愛之助ら
舞台挨拶に立った豊川悦司、片岡愛之助ら

俳優の豊川悦司が2月3日、主演映画「仕掛人・藤枝梅安」の初日舞台挨拶を、共演の片岡愛之助菅野美穂天海祐希河毛俊作監督とともに東京・新宿ピカデリーで行った。

時代小説作家・池波正太郎さんの生誕100年を記念し製作された2部作の第1作で、全国305スクリーンで封切り。昼は鍼(はり)医者、夜は闇の仕掛人という、これまで緒形拳さん、渡辺謙らが演じてきた“大名跡”を継承した豊川は、「いろいろな迷いの中、正解を見いだせずに日々を過ごしている姿は、僕らと変わらない現代的な中年男。画面のトーン、美術、衣装などリアリティを順守した上で、新しいアプローチができないかと知恵を練りに練ったものがスクリーンに提示されている」と「令和版梅安」の魅力を語った。

さらに、「江戸は本当にこういう風景だったのではと思えるほど美しい。そこは楽しみにしていただいて大丈夫だし、梅安の世界観に浸ってほしい」と強調。河毛監督は「黒ヒョウのような、ゆったりとしながら素早い動きのきれいさは日本人ではなかなかできない」と太鼓判を押した。

梅安とコンビを組む仕掛人の彦次郎役の愛之助は、豊川からの指名を受け「お声がかかってうれしかったし、イメージ通りのすごく優しい方で隣にいるとホッとする」と尊敬のまな差し。豊川も、「ボーイズラブじゃないけれど、似た者同士でどこか同じ匂いを感じている。砂漠に2人でポツンといてしゃべっている感じが好き」と応じた。

第1作のゲストの天海は、河毛監督に「テレビでは見られない官能的な色気にビックリした」と言われ、一瞬まゆをひそめながらも「持っていますから」ときっぱり。菅野も同様に「可憐さが珍しい」と評され、髪をかき上げるしぐさでアピールしていた。

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