吉田美月喜、役を射止めた決め手は「精いっぱいのおしゃれ」だったトレーナー
2023年1月28日 15:25
若年性乳がんを患った少女と母親の絆、それぞれのほのかな恋を描く物語。まつむらしんご監督が、同名の舞を見て「すごい衝撃で、客席からあなたの人生は大丈夫だよとエールを送りたくなった。映画として表現したい」と決意し、約3年半をかけて公開にこぎつけた。

舞台を観劇した際、真っ先に思い浮かんだのが母親役の常盤の顔。熱烈なオファーの手紙を受け取った常盤は、「大林宣彦監督のことなど私が動きそうなポイントを突いてきて、これは断れない。監督はさすがだと思った。なぜこのテーマを描きたいのかも知りたくて参加しました」と振り返った。
一方の吉田はオーディションで主人公を射止めたが、まつむら監督は「あまりにも洗練されていないトレーナー」が決め手だったといい、「会った瞬間に(役名の)千夏がいたと思えた。天真爛漫な子どもの部分と自分で語れる大人の部分、どちらにも転がりそうな一瞬を切り取りたかった」と説明。吉田は苦笑しつつも「私ができる精いっぱいのおしゃれだったんですけれどね。でも、自分自身のことを詳しく優しく聞いてくださる監督さんと一緒に映画をやりたいと思った」と笑顔で話した。

親子のシーンでは、「ファーストカットで常盤さんの声を聞いて役のイメージがついた。身近な存在の関西のおかんでいてくれたのが大きかった」と感謝。だが、常盤は「衝撃。私は私ですごく緊張して手いっぱいだったので、もっとちゃんと話しておけばよかったと後悔しています。何がベテランだ。23年、私は変わります」と自戒を込めて語った。
それでも、「吉田さんの、前を向いて最後まで頑張れたのは周りの人があきらめなかったからという言葉が印象的でした。これは全ての人にとって、これから必要なことだと教えてくれる映画です」と万感の表情。吉田も、「小さい頃は練馬に住んでいて、ここは母との思い出の映画館。舞台挨拶で帰ってくることができて、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。いろいろと共感できる、あったかい作品です」と感激の面持ちだった。
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