黒木華「映画 イチケイのカラス」で弁護士に“転身” 「成長と刺激をもらえた」
2023年1月6日 20:35
人気ドラマの劇場版「映画 イチケイのカラス」の完成披露試写会が1月6日、都内で行われ、主演を務める竹野内豊をはじめ、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、津田健次郎、尾上菊之助、吉田羊、向井理、小日向文世、田中亮監督が出席した。
講談社「モーニング」で連載された同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠で放送された「イチケイのカラス」の劇場版。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)を舞台に、伝家の宝刀「職権発動」を駆使する自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内)と、超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木)ら個性あふれるチームの活躍が描かれる。
約1700人のファンが駆けつけた客席を見渡し、竹野内は「連続ドラマを応援してくださった皆さんがいなければ、映画化は実現できなかった」と感謝の意。「座長と言えるようなものではないですけど」と謙そんしつつ、「豪華なキャストが揃った、ぜいたくな作品に仕上がった」と手応えを示した。小日向から「第2弾があるかもしれません」と気の早い発言が飛び出すと、「そうですね」と苦笑しながら「ぜひ楽しみにしたいですね」と声を弾ませていた。
劇場版では弁護士に“転身”した黒木は「連続ドラマとは違うやりとりがあり、坂間にとっては成長と刺激をもらえた現場だった。すごく楽しかったです」と新鮮さを味わった様子。工場内を疾走するシーンについて、司会者から走りのフォームを絶賛されると「そういうの、田中さんが好きなんですよ」と田中監督の演出を振り返っていた。
人権派の弁護士を演じた斎藤は、黒木と一緒に疾走を披露し「年齢も年齢なので、毎回全力疾走だと、そこはかとない不安がありました(笑)。翌日、翌々日しんどいなと」と苦笑いを見せた。
史上最年少の防衛大臣・鵜城を演じる向井は「サスペンス要素が回収される爽快感を劇場で体感していただければ」と作品の魅力をアピール。貨物船の衝突事故で他界する船長役の津田も「笑って泣けるエンターテインメントで、完成度高い映画。伏線がどんどん回収されていく」と語り、「ネタバレしていいなら、2時間かけて話せます!」。妻を演じる田中とは「海で一緒に写真を撮ったくらい」だといい、田中も「一瞬なので、まばたき禁止です」と劇中で垣間見える夫婦愛をアピールしていた。
「映画 イチケイのカラス」は、1月13日より全国公開される。