「ブラックアダム」事実上の継続停止 ドウェイン・ジョンソンが発表
2022年12月24日 13:00

米人気俳優ドウェイン・ジョンソンが、現在公開中のアクション映画「ブラックアダム」の続編製作が中止になったと発表した。

「ブラックアダム」(ジャウム・コレット=セラ監督)はDCコミックスを代表するアンチヒーローを題材にしたアメコミ大作で、ジョンソンは主演のみならずプロデューサーも務めている。
公開に先立ち、ジョンソンは「ブラックアダム2」をはじめとするシリーズ化や、エンドクレジットに登場したヘンリー・カビル扮するスーパーマンとの対決などさまざまな計画を語っていた。
だが、DCコミックス原作の映像作品を扱う米ワーナー・ブラザース傘下DCスタジオのトップに、ジェームズ・ガン監督とパートナーのピーター・サフラン就任したことにより、状況が一変。実際、パティ・ジェンキンス監督が準備をしていた「ワンダーウーマン3(仮題)」など、進行中の企画の大半がストップしている。
ジョンソンは、自身のTwitterに「ジェームズ・ガンと連絡を取り合い、『ブラックアダム』が彼らのストーリーテリングの第1章には登場しないことが明らかになった」と投稿。ガン体制となったDC映画で、「ブラックアダム」が事実上の継続停止となったことを明らかにした。
「ブラックアダム」は製作費1億9000万ドルでゴーサインが出たものの、テスト試写の結果が悪かったため、追加撮影を敢行。製作費は2億6000万ドルに膨れあがった。だが、批評は芳しくなく、現時点における世界累計興収は3億9100万ドルとなっており、広告宣伝費を加味すると、赤字となることが確実となっている。
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