ブリランテ・メンドーサ監督「カメレオン」に武田梨奈、奥田瑛二、伊原剛志、尚玄の出演決定
2022年12月21日 16:00

フィリピンのブリランテ・メンドーサ監督の最新作「Chameleon カメレオン」が、2023年2月末に北海道・札幌にて撮影開始予定で準備が進められている。
メンドーサ監督は、2009年に「キナタイ マニラ・アンダーグラウンド」でフィリピン人として初めてカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。また、ベネチア国際映画祭やベルリン国際映画祭を含む、数多くの映画祭での受賞歴があり、アジアのみならず世界を代表する監督である。
最新作「Chameleon カメレオン」は、1990年代の日本を舞台に、驚愕の実話を基にした物語。ナイトクラブで働くフィリピン人のトランスジェンダーのマリーは、ヤクザの娘・愛衣と親しくなったことから、ヤクザの裏社会に引き込まれていく。90年代札幌のナイトライフを背景に、彼女が直面した難しい決断と、家族、愛、そして最終的に自分自身の本当のアイデンティティを見つけるまでの波乱万丈の道のりを描く。


日本からは、「ハイキック・ガール!」「祖谷物語 おくのひと」などの武田梨奈がヒロインを演じるほか、奥田瑛二(「棒の哀しみ」)、伊原剛志(「硫黄島からの手紙」)、尚玄(「義足のボクサー GENSAN PUNCH」)の出演が決定。現在フィリピン人主演キャストをオーディション中。
脚本は、2016年カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞したメンドーサ監督「マーサは密告された」のトロイ・エスピリトゥ。エクゼクティブ・プロデューサーはYOSHI。プロデューサーはYaman Filmsの山下貴裕、Center Stage Productionsのクリスマ・マクラン・ファジャルド(フィリピン)、SC Films Internationalのランカスター文江(イギリス)。

メンドーサ監督は「初めてマリーの話を聞いたとき、私はその絶望的な話に一瞬にして魅了され、絶対に映画化しなければいけないと思いました。彼女のトランスジェンダーとしての旅は、LGBTQであろうとなかろうと、多くの人が自分に重ね合わせてみることができる人生の物語だと思います。マリーと愛衣の物語は、本作の中で多くの真実を繊細に展開していきます。その真実とは、人が性別の好みやセクシュアリティを超えて、人間であることの意味を深く理解し、経験するということです」とコメント。2023年秋頃のワールドプレミアを目指す。
ヒロインを演じる武田は「メンドーサ監督の作品はとてもリアリティがあり、映画の中で流れる時間や温度、緊張感で観客を魅了する力がある方なので、大きな責任も感じています。今作は私の役者人生で一番大きな決断と覚悟を持って挑んだオーディションでした。『愛衣として生きたい』と強く願っていたので、決まった時は見えない“御縁”を感じました。この役を託してくださったことを光栄に思います。正直まだ意気込みを言葉にするのが難しいですが、ただ今は、毎日頭から離れられないほど作品のことを考えています。深く愛衣の心に触れて、愛衣という人間の人生を、大切に生きたいと思います」と作品への思いを述べている。
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