有村架純「ちひろさん」予告&キービジュアル 「くるり」岸田繁が劇伴&主題歌を担当
2022年12月6日 09:00

有村架純と今泉力哉監督がタッグを組む、Netflix映画「ちひろさん」の予告編とキービジュアルがお披露目。あわせて、ロックバンド「くるり」の岸田繁が劇伴音楽を担当し、書き下ろし楽曲「愛の太陽」が主題歌に決定したこともわかった。
本作は、月刊漫画誌「Eleganceイブ」(秋田書店刊)で2013年~18年に第一部が連載された、安田弘之氏の同名漫画を映画化するもの。軽やかに、心のままに日々を営む元風俗嬢の主人公・ちひろ(有村)が、海辺の町にある小さなお弁当屋さんで働きながら、“生きづらさ”を抱えた人々と交流するさまを描く。有村をはじめ、豊嶋花、リリー・フランキー、風吹ジュン、若葉竜也、佐久間由衣らが共演した。
原作は、ちひろの常識にとらわれない言動、心のままに生きることの大切さ、孤独と向き合うことの尊さを描くストーリーが読者に強く支持され、「ナラタージュ」「Red」などで知られる人気作家・島本理生氏が「王様のブランチ」で、「元気が出るおススメの本」として紹介するなど、人気を集めている。映画版では、原作を読み、「ああ、この寂しさを知っている。なんだろう、この懐かしい気持ちは」と感じたという恋愛映画の名手・今泉監督(「愛がなんだ」「窓辺にて」)が、“恋愛を必要としない主人公”を描く。
キービジュアルでは、ちひろが真っ直ぐ遠くを見つめ、寂しさも希望も感じさせる表情を浮かべている。予告編には、ちょっと口が悪くて、マイペースで、自由なちひろを活写。彼女の優しくない言葉とそっけない態度が、ひとり母の帰りを待つ小学生、本音が言えない女子高生、無口なホームレスのおじさん――心に傷や痛みを抱える人々を癒していく。「気付いたんだよね、人の心を独り占めすることなんてできないってことに」「僕たちは皆、人間っていう箱に入った宇宙人なんだって」など心に残るセリフに溢れ、誰もが“ちひろさん”に会いたくなる、あたたかな映像に仕上がった。
映像では、今泉監督が好きなバンド「くるり」の岸田が手がけた劇伴と、主題歌「愛の太陽」が流れている。岸田は、「人は誰もが、他人に言えない秘密や、わざわざ他人に言わない悩みを抱えて生きています。私はちひろさんや周りの人たちを、音楽でそっと後方支援しています。有村架純さんをはじめ、役者さん方の名演が光る素晴らしい作品です」と見どころを語る。なお主題歌とサウンドトラックが収録された「愛の太陽 EP」は、2023年3月1日に発売される。
「ちひろさん」は、23年2月23日にNetflixで配信開始となり、東京・新宿武蔵野館、大阪・イオンシネマ シアタス心斎橋、愛知・伏見ミリオン座などで劇場公開される。岸田のコメント(全文)は、以下の通り。
「ちひろさん」の漫画原作を読んだときのこと。悲しい話もしんどい話も多いのですが、なんだか胸の奥のつっかえが取れて、ほんのり温かくなってくるような、不思議な作品だなぁ、と思いました。すぐに好きになりました。
ちひろさんは、とてもミステリアスです。周りの人たちも、個性的というか変わった人が多いように見えます。もしかしたら、私やあなたも、他人から見ればそう見えるのかもしれません。
人は誰もが、他人に言えない秘密や、わざわざ他人に言わない悩みを抱えて生きています。私はちひろさんや周りの人たちを、音楽でそっと後方支援しています。有村架純さんをはじめ、役者さん方の名演が光る素晴らしい作品です。
(C)2023 Asmik Ace, Inc. (C)安田弘之(秋田書店)2014
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