1週間限定公開「ナイブズ・アウト グラス・オニオン」、全米でスマッシュヒット
2022年11月30日 11:00

Netflixの新作映画「ナイブズ・アウト グラス・オニオン」(ライアン・ジョンソン監督)が12月の世界配信を前に、1週間限定で全米公開された。
同作は、「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」の続編で、ダニエル・クレイグ演じる名探偵ブノワ・ブランが新たな殺人事件に挑む群像ミステリー。Netflixは12月23日の世界配信を予定しているが、先週水曜日から1週間限定で全米公開を実施。わずか700館での上映ながら、5日間で1300万ドルの興収を獲得。1週間では1500万ドル前後になるものとみられている。
批評家が絶賛するエンタメ作品を1週間しか劇場公開せず、しかも小規模でしか展開しないNetflixの手法には業界内から疑問の声があがっている。通常の大作映画と同様、3400館規模で公開していたら、4000万ドルは超えていたはずだからだ。
「Netflixは機会を損失した」と、アナリストのエリック・ハンドラー氏は米ハリウッド・レポーターの取材で明言。「大きなチャンスがあったのに、みすみす逃してしまった」。一方のNetflixは、会員重視の姿勢を貫いている。共同CEOのテッド・サランドス氏は、「ほとんどの人は映画を家で見ている」と反論する。
前作「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」は3461館で公開され、4140万ドルのオープニング興収を獲得。北米興収は1億6450万ドル。
なお、Netflixは、「ナイブズ・アウト」の続編2作を4億6500万ドルという巨額で獲得。今作は、その第1弾となる。
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