斎藤工主演、浅野いにお原作を映画化する「零落」 玉城ティナ、安達祐実、山下リオら参戦&場面写真披露
2022年11月21日 17:00
斎藤工主演で、竹中直人監督が漫画家・浅野いにお氏の新境地となった衝撃作を映画化する「零落」(読み:れいらく)に、玉城ティナ、安達祐実、山下リオらが出演することがわかった。あわせて、売れっ子漫画家から落ちこぼれた主人公・深澤薫(斎藤)の心を乱す女性たちをとらえた場面写真も披露された。
原作は、浅野氏が漫画家として残酷なまでの“業”を描いた物語。斎藤に加え、趣里が深澤と出会う風俗嬢・ちふゆを演じる。MEGUMIが深澤の妻で、漫画編集者の町田のぞみに扮し、プロデューサーも兼任した。
8年間連載してきた漫画が完結を迎え、“元”売れっ子漫画家となった深澤。次回作のアイディアもまとまらず、連載開始を先延ばし、募る敗北感を抱えている。すれ違いが生じていた妻との関係は冷え切り、漫画家として切望されることのない現実が始まった。自堕落で孤立した、燃え殻のような毎日を送る彼は、周囲の人々に心をかき乱されていく。ある日、“猫みたいな目をした”ミステリアスな風俗嬢・ちふゆと出会う。自分のことを詮索せず、ただ「あなたはあなた」と言って静かに笑うちふゆに、急速に惹かれる深澤。やがて、深澤はちふゆとともに、彼女の故郷へと向かうことになる。
新たに出演が発表された玉城は、深澤が新人漫画家時代に交際していた“猫みたいな目をした”女性を神秘的に演じる。安達は、町田が担当する超売れっ子漫画家・牧浦かりん役。向上心は高いが自己中心的な若手アシスタント・冨田奈央役に山下、同じく深澤のアシスタント・近藤役に土佐和成を配した。また「ハナレグミ」として活躍する永積崇が、連載を終え、売れなくなった途端に深澤をぞんざいに扱う担当編集者役、信江勇が原作でも強烈なインパクトを残す風俗嬢・ゆんぼ役を務める。
「零落」は、2023年3月17日に東京・テアトル新宿ほか全国公開。