大塚明夫、A24ファンタジー「グリーン・ナイト」を紐解く! 鑑賞前の予習に役立つ解説映像
2022年11月16日 17:00
声優の大塚明夫が、映画スタジオ・A24の壮大なファンタジー「グリーン・ナイト」の背景や世界観を紐解く解説動画がお披露目された。本作は、「指輪物語」の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳した、14世紀の作者不明の叙事詩をもとに、デビッド・ロウリー監督が紡いだ物語。映像では、「起源」「伝説」「英雄」「家系」「旅」の5つのパートに分けて、物語をさまざまな角度から紹介する。
「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」のロウリー監督が、トールキンが翻訳し、広く親しまれてきた叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」を大胆に脚色。過酷な自然界に挑む、幻想的で奇妙な旅を通して、自身の内面と向き合う若者の成長物語を、示唆に富んだ魅惑的な映像で描き出す。「LION ライオン 25年目のただいま」のデブ・パテル、「リリーのすべて」のアリシア・ビカンダーのほか、ジョエル・エドガートン、ショーン・ハリス、バリー・コーガンらが共演。海外メディアからの絶賛が相次ぎ、第93回ナショナルボードオブレビューのインディペンデント映画トップ10に選出された。
物語の主人公は、アーサー王の甥であるサー・ガウェイン(パテル)。彼は正式な騎士になれず、人々に語る英雄譚も持たぬまま、怠惰な日々を送っていた。そしてクリスマスの日、円卓の騎士たちが集う王の宴に緑の騎士が現れ、恐ろしい首切りゲームを持ちかける。その挑発に乗ったガウェインは、緑の騎士の首をひと振りで斬り落とすが、彼は転がる首を自ら拾い上げると、「1年後に私を探し出し、ひざまずいて、私からの一撃を受けるのだ」と告げて去る。それはガウェインにとって、呪いと厳しい試練の始まりだった。
映画鑑賞前の予習にも役立つ解説映像では、“中世文学の最高傑作”と称された、アーサー王伝説のひとつ「サー・ガウェインと緑の騎士」や、映画「グリーン・ナイト」を深堀り。広い文化圏に影響を与えた、神話的な道徳の物語「緑の騎士」の「起源」をたどるパートでは、トールキンが同作を、「中世を振り返るカラフルなガラス窓」と評した言葉や、火災での消失を免れた、貴重な1731年の原本が映し出される。「伝説」のパートでは、アーサー王の宮殿に現れた緑の騎士が、“クリスマスの遊び事”として危険なゲームを持ちかける本編シーンをふんだんに使用し、「緑の騎士は敬意の象徴」と紹介される。
続く「英雄」のパートでは、まだ英雄譚を持たないガウェインのキャラクターの位置づけや、物語がポップカルチャーや数々のキャラクターに与えてきた影響などを解説する。「家系」のパートでは、アーサー王や女王グィネヴィア、王の異父妹であるガウェインの母ら、ガウェインをとりまくキャメロット王国の人々が登場。「旅」のパートでは、ガウェインが臨む過酷な旅路が、現代にも通じる教訓を伝えているというメッセージが切り取られている。
デンゼル・ワシントン、ニコラス・ケイジ、スティーブン・セガールらの日本語吹き替えでも知られる声優、ナレーター、俳優の大塚が、映像のナレーションを務めた。映像内で、ラルフ・アイネソン演じる緑の騎士のセリフの吹き替えにも挑んでいる。また、劇場で上映される字幕版のナレーションは、アイネソンが担当している。
「グリーン・ナイト」は、11月25日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
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