ワインスタイン事件の真実を求め、記者たちはいかに戦ったのか 「SHE SAID」予告&ポスター
2022年11月11日 07:00

映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインによる性的暴行事件を告発した米ニューヨーク・タイムズ紙の記者たちの実話に基づく「SHE SAID シー・セッド その名を暴け」の予告編とポスターがお披露目。映像では、取材対象から拒否され、ワインスタインからの妨害を受けながらも、懸命に真実を追い求める記者たちと、証言を決意する女性たちの姿が切り取られている。
本作の題材となるのは、2017年にニューヨーク・タイムズ紙に掲載され、のちに性犯罪告発運動(#MeToo運動)を加速させたハーベイ・ワインスタイン事件。さまざまな名作を手がけ、ハリウッドで“神”と呼ばれた映画プロデューサーの数十年に及ぶ性的暴行事件を告発した記事は、18年にジャーナリズムの権威であるピューリッツァー賞を受賞した。
映画では、キャリー・マリガン(「プロミシング・ヤング・ウーマン」)とゾーイ・カザン(「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」)が記者を演じる。マリア・シュラーダー(「アンオーソドックス」)が監督、ブラッド・ピットが製作総指揮を担い、プランBとアンナプルナが製作を担当した。
予告編では、ニューヨーク・タイムズの記者ミーガン・トゥーイー(マリガン)とジョディ・カンター(カザン)が、ワインスタインの性的暴行を取材するなかで、彼が過去に何度も記事をもみ消してきたことが判明。さらに、被害者たちのほとんどは示談を受けており、証言すると訴えられるという恐怖や、当時のトラウマで、声をあげられないままでいた。問題の本質は、業界の隠蔽構造だと知ったふたりは、調査を妨害されながらも信念を曲げず、証言を決意した勇気ある女性たちとともに突き進む。遂に数十年にわたる沈黙が破られ、ワインスタインによる悪質な事件の全貌、真実が明らかになっていくさまが、緊張感たっぷりに映し出されている。
ポスターには、シリアスな表情で向かい合うミーガンとジョディを活写。多方面からの圧力につぶされそうになりながらも、懸命に真実を追うふたりの戦い、ワインスタインとの直接対決の行方に期待が高まる。
「SHE SAID シー・セッド その名を暴け」は、23年1月13日に全国公開。
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